「このひろ~い世界中の何もかも、
ひとつ残らずあなたにあげる。
だから私に、手紙を書いて」
この詞の<手紙>はもちろんEメールではなく
手書きの手紙です。
☆
かつて小、中、高校生用の雑誌(だけではなかったですが)
には最後の方に、文通相手募集のコーナーがありました。
私は引っ越してしまった友だちや、何かのイベントで知り合った
人と手紙のやりとりはけっこう頻繁にしていました。
手紙を書くのが好きでした。
学生時代には恥も忘れて、ラブレターみたいなものを書いたことも・・・。
返事が来ないとわかりつつ、この歌の歌詞
「・・・だから私に、手紙を書いて」という部分に
とても共感していたのです。
☆
<野原>も(少)なくなり、野原いっぱい咲く花を見れるチャンスも
少なくなった日本では、そんな風景をイメージすることさえも
むずかしくなっているのでしょうか。
昔の歌には風、星、月、花、と言った自然を表現する言葉が
たくさん登場していたように思います。
「見上げてごらん、夜の星を」
「夜空の星に、願いをこめて」
「風にふるえる、緑の草原」
などなど・・・。
☆
いつの間にか自然から遠ざかってしまった私たち。
それこそが文明化だと勘違いしてしまった人間。
でも相変わらず月は満ち欠け、太陽はその輝きを、
雨は湿気をもたらしてくれています。
時に猛威をふるっても。
地球は我々人類のための保育器ではないのですから。
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