2013年6月9日日曜日

この記事・・・出生地主義のアメリカだから起こること

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130610/chn13061011420002-n2.htm

ロサンジェルスで半官半民のクリニックで
働いていた時のことです。

このクリニックはウィメンズクリニックでスタートして、
私が働いていた当時は
OBGYN(産科、婦人科)はもちろん、
小児科、内科、外科、と
子供も男性の患者さんも診ていました。

収入に応じての支払い額だったので、
そういった手続き、ペーパーワークから
実際の診察室での通訳と、
毎日大忙しでした。

やはり何と言っても、女性の患者さんが
メインで私のクライアントも学生から働いている
女性まで、妊娠、出産のヘルプが1番
多かったです。

当時は確か臨月でアメリカに入って来るのは
イリーガルだったように思いますが、
それでも小柄な日本人女性が臨月なのに
寒い時期だったので、コートでおなかを隠して
問題なくイミグレを通過して入国したというケース
もありました。

この記事で中国人妊婦に
ゆったりした服を着て来ることと
注意書きがあるように・・・。

当時のクライアントに在日の女性がいて、
彼女から、韓国人の女性がアメリカで出産
したいがために入国しようとして、
拒否されて、韓国に戻されているという
話を聞いたことがあります。
当時は韓国人女性の間で、子供のアメリカ国籍
取得のために、アメリカでの
出産を目論むのが流行っていたようでした。

目的はもちろん産んだ子供の<アメリカ国籍>です。
アメリカは出生地主義なので、
この土地で生まれた子供は必然的に
アメリカ国籍を持つ、アメリカ市民になるのです。

当時私が働いていた時のクリニックの
所長であり、看護部門のトップでもあった
ナースプラクティショナー(マスター<修士>を持つ
ナース)だった女性は、
国境を越えて子供を産もうとするメキシコ人の
女性に対して、ある時私に、
そりゃそうでしょ、(国境という)線を1本越えて
産んだだけで、子供はアメリカ人なのよ。
(私がメキシコ人だったら)私だってそうするわ、と
言い放ったことがありました。

<アメリカ人>は基本的に公立学校に行く限り、
高校まで授業料も教科書も無料ですからね・・・。

そこで今日、目に留まったこのサンケイ新聞の記事。

すごいですね、インターネットでこういった
行為が広まるわけですね、今や。

ただアメリカ国籍の子供が21歳になったら、
親も永住権を取れるというのは???です。
もうずいぶん前のことですが、
我々の子供もアメリカ国籍でしたが、
日本から家族でアメリカに戻った際に、
親はヴィザに関しては何の資格も特典もなくて、
ヴィザを申請しないといけなかったんですけれどね。

それとも今は移民法が変わったのでしょうか。

これは調べてみないと。

アメリカの市民権の取得は以前と比べて
ちょっとむずかしくなったと何かで読んだことが
ありますが、出生地主義なのは今も
変わりませんから、
だからこういったことが減らないのでしょうね。



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