イーグルスのTシャツを着ていた若き(今は)家人に おれおれ、と自分を指差したのがドン・ヘンリー。
70年代後半のロサンジェルスの、とある 日本レストランでのことです。
当時はそこくらいしかなかった日本のお寿司屋さんに どういうわけか、当時のウェストコーストの ミュージシャンたちがよく来ていました。
ジャクソン・ブラウンに出会ったものここだし、 J・D・サウザー、ネッド・ドヒニー、 ドン・ヘンリー、はてはジョージ・ハリソンまで 来たようです。
本人は来なかったけれど、ブルース・スプリングスティーン のマネジャーが来て、チケットをまわしてもらった こともありました。
70年代の話です。
そしてまさに70年代のウェストコーストの ミュージックシーンが手に取るようにわかるこの イーグルスの映画。 昨日ショウタイムという、テレビの有料チャンネルで やっていました。
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私はあの流行りに流行った<ホテルカリフォルニア> は好きではありません。
それまでのイーグルスが好き。
そしてこの映画でもグレン・フライが話していますが、 ホテルカリフォルニアのアルバムを レコーディングしている時にすでに グループ内はもめていたと・・・。
イーグルスと言えば(私には)やはり、 Take it easy 、テキーラサンライズ、 ならず者、偽りの瞳でしょうか。
とにかくこの映画の<1>には あの懐かしい<トルバドール>、 ジャクソン・ブラウン、J・D・サウザー、 リンダ・ロンシュタット、ジョニ・ミッチェル、 などあの時代の音楽を聴き親しんだ世代には たまらないミュージシャンが出て来ます。
エコーパークのアパートの、 家賃が35ドルだった地下にジャクソン・ブラウンが 住んでいて、その上に住んでいたグレン・フライが ジャクソンがいつもピアノを弾いて 曲作りをして、その合間にお茶をいれていたとか。 何度も練習していたそのイントロが かの<ドクター・マイ・アイズ>の イントロだったとか。
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70年代。
やっぱり私にとって人生で1番強烈で、 多分1番輝いていて、忘れることの出来ない 時代でしょう。
あの時代の音楽を聴き、 あの時代に流行ったファッションに身をつつみ、 熱い討論をし、 熱い恋をし、 熱い涙を流したあの時代を生きた人なら、きっと 思いは同じだと思います。
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時期は少し前ですが、 60年代のジム・モリスンはテキサス生まれ、 もちろんジャニス、 デトロイト生まれのグレン・フライ、 テキサスの本当に小さな町に生まれ育った ドン・ヘンリー。
みんなある意味アメリカの<田舎>育ちが LAを目指したわけですね。
ドアーズだってヴェニスのガレージで 練習していたと言いますものね。
やっぱり<夢のカリフォルニア>だったのですね。
今住む、砂漠の北アリゾナには
イーグルスの音楽がよく似合います。
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