2013年4月17日水曜日

フランスでの競売の記事がナバホ・ホピオブザーヴァーにも



先週の土曜日にこのブログでも書いた
ホピのオブジェクトがフランスで競売に出された
ニュースが、今週のナバホ・ホピオブザーヴァー
にも1面トップで報じられていました。
70近いホピの聖なるオブジェクトが
120万ドルで売られたと・・・。

こちらはフランスの新聞ル・モンド誌によるとと
断って、もう少し詳しく事のしだいが載っています。

パリの判事は、
これらのオブジェクトは聖なるもので、
宗教的な性質のもの、或いはホピの先祖の霊を
象徴するものかも知れないが、
明らかに死者の体の一部とかそういうものではない、
という裁定を下した、ということだそうです。




サヴァイヴァルインターナショナルの
ジョナサン・メゾワー氏によると
フランスの法律ではこういう競売を止められる
ことはほとんどない。
商業的な<もの>とこう言った宗教的な意味を
持つオブジェクトとの違いを認知しないのだ、
ということです。
アメリカにはこう言ったことを守る法律があるけれど、
フランスにはそれに似た法律はない。
ホピはこう言った聖なるオブジェクトを
個人が所有することは出来ないと信じるが、
それがフランスでは逆効果になってしまったのだ、
と彼は付け加えています。
だから逆に、これらが個人の所有物だと
証明することが出来たらホピはこのオークションを
止めることが出来たんだ、と。



う~ん、イギリス屋フランス、アメリカだって
かつては戦争したり侵略した国の歴史的な文化財を
そっくり「盗んで」自国に持って帰ったんですからね。

いつだったかNHKで放送していましたが、
ニューヨークのどこの博物館だったか、
アイヌの貴重な資料がいっぱい保存されていました。

<西欧>諸国が敗戦国や非支配者や
その土地の原住民に対して行うことは
今も昔も変わっていないということですね。



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