2011年6月23日木曜日

100000年後の安全

               

こんなささやかなブログでも、何人かの方から
更新がないので心配していますというメールを
いただきました。
ありがとうございました。
実は日本に行っていました。
日本でノートパソコンを買って、楽々ブログの更新
なんて思っていましたが、様々な事情で
マックエアーの購入を断念。
パソコンへのアクセスはゼロ。
というような事情で、しばらく何も書けませんでした。
しかも帰って来るなりパソコンの不具合。
ばたばたとしか過ごせなかった日本での生活の
続きのように、戻ってもなおバタバタでした。
メールをくださった方にお返事を書くのもとりあえず
失礼させてもらって今日は、この話題から始めます。
***
長年のつきあいの有機野菜と自然食のお店へ
買い物に行って、そこのオーナーが見たという
この映画のちらしをもらいました。
ちょうどその2日後はレディースデーで
これはもう行くしかないと、見に行きました。
見終わって映画館の外に出た私の目には、
目の前の景色が、まるで舞台の照明が消えたように
暗く写っています。
今あるこの世界がまるで回顧映画の1シーンのように
感じたのです。
始まる時間に間に合うようにと急いで走って、
いつの間にか大切なピアスを片方落としたショックすら
凌駕するほどのショッキングな映画でした。
この映画の原題は INTO THE ETERNITY。
ほぼ永久に消えることのない放射性廃棄物。
どんなに硬い岩盤の下に、どんなに深く穴を掘って
埋めても消えない放射性廃棄物を
100000年後の地球の居住者が見つけたら
という設定のうちに映画は始まります。
掘り起こして開けないように警告するには
どうしたらいいか。

***

原子力発電所から生み出される核廃棄物。
地球上にたまり続ける・・・。
何十億年もの時間をかけて出来上がった地球が
今、放射能を放ち続ける核廃棄物で汚染
され続けているのです。
電力会社が宣伝するクリーンエネルギーなどと言う
言葉に惑わされてはいけないのです。

この映画館にあったちらしを見て知って、後日
<六ヶ所村ラプソディー>というドキュメンタリー
映画も見に行きました。
これもまた重い、深く考えさせられる映画でした。
この映画についてはまたあらためて
話したいと思っています。

今自分に何が出来るかはわからないけれど、
こういう場所でも、とりあえず何かを訴えられればと
思い、このフィンランド映画について
書きました。
どこかで上映されていたら、ぜひ足を運んでください。
じゃあ代替エネルギーをどうするんだなどという議論を
している場合ではないことを、静かにでも
ずっしりと感じさせてくれると思います。
合言葉は

NO NUKES!

原発も放射能も要りません!




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