読み終えていないままどこかに 隠れていたハルキさんのインタヴュー集。
引っ越しで出て来ました。
引っ越し屋に本棚を2つ壊されたので、 いまだ本がダンボール箱の中からあふれて、 そこらじゅうに本の山が出来ている リヴィングルーム。
ふと手に取って、一番最後の 一番新しいインタヴューのページを開けました。
それは村上春樹が2011年、 第23回カタルーニャ国際賞 を受賞し、その際のインタヴューです。
そのインタヴューの最後は前日の彼のスピーチで 原子力発電についての厳しい批判を 踏まえたインタヴュアーのコメント への答えです。
自分が大学に入った1968年当時は 革命の時代であり、 若者はたいへん理想主義で 政治的だった。
「でもそうした時代は過ぎ去りました。 もはや人々は理想主義に対する興味を 失い、利益を得ることに熱心です。 日本の原子力発電所の問題は、 理想主義の欠如の問題です。 これからの十年は、再び理想主義の 十年になるべきだと僕は思います。 ‥‥ 1968年や1969年には、 人々は「平和と愛」を謳っていました。 僕たちは再び 「平和と愛」の時代を迎えるべきなの かも知れません。 ‥‥ 資本主義は今ターニングポイントに さしかかっています。 僕たちはヒューマニズムの復興を 模索しなくてはなりません。 効率や利便性を追求することは容易ですが、 ときに僕たちは険しい道を 進まなければなりません」
前日の受賞スピーチで彼は、 「効率」こそが 世界で唯一原子力爆弾を投下された経験を持ち、 戦後長い間持って来た 我々の核に価する拒否感が 損なわれ、歪められた理由だと述べています。
✨✨✨
アメリカを見ても、世界を見ても とても<平和>とは言えない今の時代ですが、 やっぱり「愛」を信じて 「平和」を大声で謳わないと。
(私が多分人生で一番輝いていたであろう‥‥笑) 70年代も、 そして今も LOVE & PEACE!
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