拝啓
村上春樹様
本日「グレート・ギャツビー」読了いたしました。
が、わたくしにはその<素晴らしさ>を
見い出すことは出来ませんでした。
あなたが翻訳されたほとんどの作家は読みました。 レイモンド・カーヴァーはその中でも 最も好きな作家で、作品でありますが、 ティム・オブライエン、レイモンド・チャンドラー、 どの作品も興味深く、また楽しんで 拝読いたしました。 しかしながら畏れ多くもあなたが ご自分の「小説世界における座標のひとつの軸」 となったそこまでのこの作品の<出来> がわたくしには全く理解出来ませんでした。 |
感動した翻訳小説を読んだ時、 私は原書を手に入れて、比べながら 読んでみたいという衝動にかられます。 レイモンド・カーヴァー、チャンドラー、 ティム・オブライエン、 (訳は柴田元幸さんですが)ポール・オースター、 は何冊か英語版も手に入れています。 が、フィッツジェラルドに関しては それをしてみたいという気持ちが 起こりません‥‥。 ごめんね、春樹さん。 |
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