2019年2月5日火曜日

終活をする女性



どんよりとしたお天気が続くアルバカーキ。

朝起きてベランダから外を見て、
雲が多いとちょっとがっかり。

最近はどんより曇った日にはもうそれだけで
外に出たくなくなります。

でもミルクもほぼなくなり、
今日はグローサリーショッピングに出かけました。










2軒目のコスコで買い物を済ませて、
カートを押して車の方に歩いて来る途中、
車のトランクを開けて段ボール箱の中
を見つめている女性。

段ボール箱の中にはレコードがどっさり。








レコードはどれも箱入り。

そしてどれもがオペラのレコード。

亡くなっただんなさまがオペラが大好きで、
彼の遺品だそう。

プッチーニ、ロッシーニ、チャイコフスキー
などなど、私も名前くらいは
聞いたことのある作曲家たちのものです。

聞けば図書館に寄付するのに
最終チェックをしていたのでした。










図書館に寄付すれば、図書館のバザーに出て、
売り上げは図書館に行くので、
グッドウィルなんかに持って行くよりいいでしょ、
とディキシーさん。








彼女の名前はディキシー。

アルバカーキで育ったとのこと。

昔はこんな小さな町でね、と両指で示し、
ある時父が北東部の土地を買おうか
と見に行った時に、
「こんな石ころだらけの場所に
誰が家なんか建てる?」と言ったのよ。
それが見て、あんなに家が建ってしまったわよ。

確かにアルバカーキの住宅地は
広がる一方のようです。


彼女と「終活」について
しばしの会話を交わしました。


太ってもいなくて、真っ赤なフリース
がよく似合っていた、
物腰のやわらかい女性でした。


こういう会話が出来た日は気持ちが
とっても豊かになりますよね。

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