2010年9月14日火曜日

ソノランサンセット、ソノラの夕焼け、


  毎月第2日曜日にとあるところでオープンする小さなマーケット。
 月に1回ですが、町外れなので、毎回行けるわけではなく、
 たまーにのぞきます。
 この日も久しぶりにファーマーズマーケットの帰りに寄りました。
 私の目に留まったのは入り口の端っこで小さなテーブルを1つ出して
 石を売っている男性。
 ネイティブなの?ときいたら、いやメキシカンだよ、だから僕の英語
 こんななんだ。
 彼もきっと嫌と言うほどこの国で英語で差別されたり、ばかにされたり
 したのでしょう。
 でないとこんなこと言わないですもの。
 私もたまにお店でアメリカ人が私の発音が聞き取れずにいたら
 「ごめんなさいねぇ、私のバッドイングリッシュ!」って言ってやります。
 彼らには単に想像力がないだけなのです。
 まあそれはさておいて・・・。
 彼が持っていたのは SONORAN SUNSET( ソノランサンセット<ソノラの夕焼け>)
 という名前のクリソコーラの1種の石です。
 誰が名づけたのか、すてきなネーミング!!
 私は今までクリソコーラにはあまり興味はなかったのですが、
 この色に何だかとても気を引かれました。
 クリソコーラの緑がかったターコイズ色にレンガ色の赤銅石が混じったものが
 一般的に知られています。
 抽象画のような模様が面白い石です。
 私はあえて赤色のを選びました。
 黒い色の石が1つあり、これは何なの?とたずねたら、それはわからない
 という答え。
 黒、と言うか濃い墨色に所々カーキ色の細かい斑点のような模様の
 入ったこの石も気に入って、赤と黒を1つずつ買いました。
 後でインターネットで調べてみたら、この黒いのもソノランサンセットでした。
 ただ構成されている鉱物が違っているのです。

 彼の名前はヘスース。英語ではジーザス! 
 彼はメキシコのまさにこの石の採れるあたりの出身でした。
 自分で石を買って、カットして磨いてワイヤーラップをして売っています。
 
 このソノランサンセットの採れる鉱山はやはり銅山のそばで、
 まだ新しく、2006年に開かれたそうです。
 石的にも新しい石みたいです。
 
 何と言ってもローカルと言ってもいいくらいのアリゾナ、メキシコ国境近く
 で採れた石というのがいいですよね。
 しかもナチュラル。
 何の処理もされていません。
 
 私が石を買っていったん車に戻り、写真を撮らせてもらおうと戻ったら、
 彼はもう帰り支度。
 来月、もう1度行ってみましょう。
 
 
 
 

 
 
 

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