セカンドメサ、ションゴパヴィのカチーナダンスを見て
次はTubaCityのホピ側にある村、モエンコピへ。
ションゴパヴィではクラウン8人を含めて総勢180人のカチーナが
プラザいっぱいに踊る姿は壮観でした。ダンスの前、
カチーナたちがキヴァからはしごを上って出て来て
プラザの手前の路地に並んで、ダンスの始まりを待つ姿も
初めて見ました。
モエンコピではビレッジに着いて車を停めて、
プラザの方向へ歩き出したとたん、
ひとりのクラウン(道化)が私たちを引っ張って
プラザの真ん中に連れて行き、パイプいすに座らせます。
どこから来たのか、ときかれてフラッグスタッフと言うのですが、
Japanか(彼は私たちを見るなり日本人だとわかったところが
すごいですよね)、
酒は持って来たか(もちろんジョークです)。
(これはカチーナダンスの合間にクラウン<道化Madhead>
が行う狂言のようなもの?)
ここにあるもの、何でも好きなものをお食べなさい!
真ん中にはタコ(メキシカンの)やらケーキやら
パンやら、メロンやら・・・。
いっぱいの食べ物!
私たちはタコとボトルのお水をもらって有難く頂くことに・・・。
プラザのど真ん中で・・・。
他にも次々と白人カップル、ホピの子供たち、おじさんたちが
私たちと並んで食べ物を囲んですわり、お相伴に・・・。
SAKI(酒)は持って来たか?
ホピのSAKIを飲みたいか?
(頂いたら、これはワインボトルに入った赤い色の
ソーダでした)
まさか、モエンコピでこんな歓待?を受けるなんて・・・。
最後にはいっぱいお土産まで。
家に帰って開けてみたら、
ホピブレッド、ホームメイドケーキ(下の写真)、
ピキブレッド(最初の写真)。
まあいっぱいいただいてしまいました。
もちろん買って持って行っていた1ガロンのお水のボトル何本か、
ハワイアンパンチジュースなど、クラウンにお渡ししました。
モエンコピでは例の三日月の目をしたマスクをかぶった
チャコエナ(ムーンアイカチーナ)
がダンスを始めたら、そのうち
いろんなカチーナが現われて、びっくり・・・。
ふくろう、クロウマザー、名前はわからないけど
見慣れたカチーナも・・・。
道化のコエムシ(Mad Head)が私たちの周りで
男の子を追いかけたり、ここのダンスは
神聖と言うよりは、エンターテイメント・・・?
それはそれで面白かったです。
モエンコピはハイウェイからアクセスしやすくて、
プラザもきっちりと家に囲まれているわけではないので
どこか開放的な雰囲気はあります。
そういうわけで今日はカチーナダンスのはしご・・・?
明日は夏至。
今週の土曜日は満月。
そして6月もそろそろおしまい・・・。
私はいつの頃からか、6月が大好きになりました。
入梅前の6月の晴れ渡った青空になぜかとても
夏を感じていました。
私にとっての夏は梅雨の前の雨のない6月でした。
なぜか7月も8月も好きじゃない・・・。
なぜなのか、自分でもわからないのですが。
今住む町では雨も降らない6月。
でも6月というひびきがやはり好きです。