2018年2月25日日曜日

銃撃事件があったフロリダの高校生がニュージャージーでスピーチ










今日の午後、CNNのサイトに行ったら、
ニュージャージーで行われていた集会で、
例の銃撃事件があった
フロリダの高校生たちがスピーチする
のを観ることが出来ました。


⬆️の写真の男の子はフロリダで事件のあった
高校に弟が通っているという二十歳の男の子。


この大勢の観衆の前で原稿もなしで、
ただただ雄弁に話を進める姿に
圧倒されながら観ていました。


ただ彼がスピーチの最後に、
高校で亡くなった人たちの名前を
読み上げ始めると、
聴いている私まで涙が出てきました。









次に壇上に上がったのは、
最初のスピーカーの弟です。


彼は自分は流暢にはしゃべれないので
と断りながら、
流れるようにではないけれど、
時にコミカルに心のこもった、
話しぶりでした。








そして最後に立った女の子。


私は先の二人のように話せないけれど
と切り出しました。


事件が起こった時、
私は「英語」のクラスで
「To Kill A Mockingbird(アラバマ物語)」
を読んでいました、と。


「アラバマ物語」は南部アラバマを舞台にした
人種差別、子供の成長などを描いた小説。


アメリカの高校ではしばしば教材
に使われます。


人種問題も偏見と憎しみが生み出すもの、
フロリダでの無差別殺人も、
犯人のクレイジーさと自分を退学にした
学校への憎しみから起こったもの(でしょう)。


彼女の言葉もずっしりと重いものでした。







この女性はニュージャージーで活動する
お母さんです。


彼女のスピーチの中で
ガンカルチャーを見直さないと
という言葉があり、
これには納得です。


アメリカ人は銃に関する知識、見解、
思い、などを今一度、問い直す
必要があるのです。



来月3月24日には首都ワシントンでの
大がかりなデモンストレーション
が計画されています。



NEVER AGAIN


これを最後にして欲しい


というフロリダの高校生の願いが
どうぞ全米に広まりますように。


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