何とか焼き上がり、 余裕でいただけました。 久しぶりのラザニアは やっぱり美味しいです! ミートソースのパスタも美味しいですが、 私はラザニアの方が好きです。 ミートソースだけ作ったのがあれば そんなに手間はかかりません。 ラザニアを食べて、コーヒーも飲んで ゆっくりしてから映画館に 向かいました。 |
北アリゾナ、標高2100メートルのフラッグスタッフに10年暮らし、家族で初めてアメリカにやって来て住んだサンタフェの町から103キロ南、ニューメキシコ州最大の都市、アルバカーキに3年、そして再びアリゾナの地に戻り、サンタフェ→LA→アンカレッジ→LA→フラッグスタッフ→アルバカーキ→ツーソンと30年目のアメリカ生活は続きます
2017年11月30日木曜日
久しぶりのラザニアです
The Florida Project と禁じられた遊び
先週の木曜日には
Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
を観て、今日は
The Florida Project
を観に行きました。
日本語のサイトやブログを見たら、
楽しい映画、
心あたたまる物語
といった感想が載っていましたが、
私はタイトルやフロリダの明るい青空
とは裏腹に、
まるでドキュメンタリーを見ているかの
ような暗い気持ちになりました。
これがアメリカの現実。
確かに主演と言ってもいいくらいの子役、
ブルックリン・プリンスちゃんの演技には
もう感服ですし、
あとの2人の子役たちも含めて、
この映画は彼らで「もって」います。
でも映画の舞台になっているモーテル
の「住人」たち、宿泊客たち、
町を行く人々(肥満、タトゥー、タバコ)
の姿があまりにも今のアメリカを
象徴的にあらわしていて、
私にはもうドキュメンタリーにしか
見えなかったのです。
在米日本人も含めて、
大都会のきれいでリッチな人々の風景
しか知らない、旅行に行っても
貧乏人や得体の知れない人たちが泊まる
安いモーテルではなく、
名の知れたホテルにしか泊まらない
人たちには縁のない世界、
想像もつかない
貧乏人や得体の知れない人たちが泊まる
安いモーテルではなく、
名の知れたホテルにしか泊まらない
人たちには縁のない世界、
想像もつかない
アメリカの現実が描かれています。
⭐️
映画館を出て、家に戻る車の中で
私はふと、古いフランス映画
「禁じられた遊び」
を思い出していました。
「禁じられた遊び」は
第2次世界大戦下のフランスの片田舎
での出来事を描いていますが、
ポーレットとミシェルが十字架を盗んでは
自分たちの墓場に立て続けるという遊びは、
「フロリダプロジェクト」
で子供たちが繰り返すいたずらでしょうか。
最後に戦災孤児と申告されていた
ポーレットは、孤児院に入れられるべく、
警官に連れて行かれますが、
この映画のシングルマザーの子供である
ムーニーも、
警官とともに来た慈善団体?
の女性に母親から離されそうになります。
でもその時に起こったことは‥‥。
ラストシーンは監督が
ゲリラ撮影をしたそうです。
ゲリラ撮影をしたそうです。
第2次世界大戦は実際の戦争ですが、
現実の今のアメリカの貧困層の生き抜く道は
これもある意味戦争みたいなものかも知れません。
⭐️
この映画で出てこなかったのは
セックスと暴力です。
1回だけ、ムーニーの母親が
同じモーテルに住む、
自分の子供の「悪友」の母親を殴るシーン
がありますが、それだけ。
ムーニーの母親は実は売春をしている
のですが、
それは最後の方で、
携帯から電話をして男を呼び、
その客の話す男の声が、ムーニーが
お風呂に入っている時に聞こえることで
わかります。
母親が「仕事」の間、
ムーニーはいつもお風呂に入らされて
いたのです。
モーテルを去る父子からもらった
おもちゃの動物や人形を
いっしょにお風呂に入れてる間に。
そして救いのないアメリカの貧困層の
人々を描いてはいても、
人々を描いてはいても、
観終わって後味が悪くないのは、
ウィレム・デフォー演じるモーテル
のオーナーをはじめ、
ムーニーの若い母親も、
ウィレム・デフォー演じるモーテル
のオーナーをはじめ、
ムーニーの若い母親も、
近所の貧しい母親たちも、
子供たちに彼らなりの愛情を注いでいること
がスクリーンから伝わるからでしょう。
がスクリーンから伝わるからでしょう。
監督のショーン・ベイカーの作品、
私は初めて観ましたが、
なかなか興味深い作品を作っているようで、
好きになりました。
あぁそれにしてもアメリカの現実。
先週観た映画といい、救いがないです‥‥。
がその分、映画にするネタがいっぱい
あるのでしょうね。
がその分、映画にするネタがいっぱい
あるのでしょうね。
2017年11月28日火曜日
幸せってなんだっけ?
幸せってなんだっけ?『世界幸福度ランキング上位13ヵ国を旅してわかったこと』
「あなたは今、幸せですか?」この質問に間髪入れずに「もちろん!」と答えられる日本人は一体どのくらいいるのだろう。かくいう私も、考え込んでしまう。幸せってなんだっけ。ドイツ人女性のマイケ・ファン・デン・ボームもそんな疑問をもった1人。これから紹介する『世界幸福度ランキング 上位13ヵ国を旅してわかったこと』の著者である。
本書は、OECDの幸福度調査でトップ13にランクインした国々を巡り「幸福とは何か」をリポートした渾身(こんしん)の一冊。ここでの13ヵ国とはすなわち、コスタリカ、デンマーク、アイスランド、スイス、フィンランド、メキシコ、ノルウェー、カナダ、パナマ、スウェーデン、オーストラリア、コロンビア、ルクセンブルクのこと。北欧と中南米の国が大半、それにヨーロッパの小国とオセアニア、北米の大国という縮図からは一体何が見えてくるのだろう。
彼女はこの旅を通じ、各国の専門家から市井の人々まで、述べ300人にインタビューを行った。彼女と旅を共にするように、私もまた本書を読み進めながら知らない誰かの幸福論に耳を傾ける。すると、自分のなかにも「あれ、もしかしたら幸せってこういうことだったんじゃないか」という感覚がよみがえり始めたのである。
特に印象的だったのは、コスタリカの章に登場するカーチャ・エスキベル・ヌニェス。彼女は首都サンホセ郊外に建つ「掘っ立て小屋」のような家に子供たち4人と住んでいる。この掘っ立て小屋は実は不法建築物(!)で、となり村に住む父親は片腕を失ったために家族を養えない。水は隣人からもらっているし、子どもたちは国からの支援なしでは生活ができない。そんなカーチャに対し、著者マイケは普段は滅多にしない直截(ちょくせつ)的な質問を繰り出す。「これで幸せ?」
すると、カーチャは目を輝かせてこう答えたという。「もちろんよ。私たち、お金はないけど幸せだわ! 幸せになるには、落ち着いた暮らしと友達、それに家族がいればそれで十分。コスタリカは確かに貧乏だけど、私たちは幸せ。家族と神様がいるもの。」彼女の言っていることが、ほとんど全てだなと思った。幸せって、そうだ、そういうことだったはずなのに。今の日本では、それを実感することは、なぜだかとても難しい。なぜなんだろう?
お金があれば幸せなのだろうか。街にはあらゆるものがあふれ、私たちはいつでも何かが欲しい状態。効率化することが幸せなのだろうか。パソコンがあればもはや買えないものはなく、ロボットやAIは人間の代わりにたくさんのことができるようになっている。
もちろん、この国で私たちが受けている恩恵は多くある。それならばなぜ、こんなにも、私たちは窮屈なんだろう。私たちは、どうしてこんなに幸福を感じづらくなってしまったんだろう。私たちが目指すべきところはどこなんだろう……。胸に去来するたくさんの問いに、この本に登場する13ヵ国の人々は、皆それぞれの幸福論でときに静かに、ときに情熱的に私を諭してくれた。
これは今日の朝日新聞のコラムから(一部抜粋)
⭐️ ⭐️ ⭐️
しあわせ〜って 何だぁっけ 何だぁっけ
ポン酢しょうゆはキッコマン
という明石家さんまさんのテレビCMは、
何と1986年のものでした。
当時私たちはまだ日本にいて、
このCMは歌詞もメロディもシンプルで
私はすぐに覚えてしまいました。
CMに出て来る湯気の立つ
ほっかほかのお鍋。
あの頃はかろうじてまだ、
家族そろって夕飯にお鍋を囲むという
「画」が一般的な家族の風景だったのでしょう。
お父さんはビール、
家族のみんなが次々とお箸でお鍋の具を
自分のうつわに取る。
うわっ、熱い!
ほら、鶏、椎茸も食べなさいよ、
えのきばっかり、取らないでぇ。
そんなわっちゃわっちゃした会話
が弾む食卓。
が弾む食卓。
それももう遠い過去のお話。
もちろん今でもこんな食卓風景がある
おうちもあるでしょう。
でもいったい、どのくらい?
今日の朝日新聞のコラムを読んで、
ふとまたこのCMソング
を思い出したわけです。
ライターが最後に書いている
「‥‥それならばなぜ、こんなにも、
私たちは窮屈なんだろう。
私たちは、どうしてこんなに幸福を
感じづらくなってしまったんだろう」
自殺願望をツイッターに書いたばかりに
残酷な殺され方をされてしまった、
9人の若い男女。
日本社会の「窮屈さ」「生きにくさ」
は程度の差こそあれ、私が若い頃から
感じていたことです。
だからアメリカに住み続けている
わけですから。
いませんか?
今の日本人。
でもそのアメリカだって
若年自殺は多いし、
アルコールやドラッグに溺れる人も多いです。
幸福度調査でランクインした
13カ国。
メキシコ、パナマ、コロンビアが入って
いるなんて!
あんな「貧しい」国が。
北欧はまあ納得がいきますが、
大国でランクインしたのが
カナダとオーストラリア。
それもわかるような気がします。
この調査自体がどういう基準で
選ばれたのかはわかりませんが、
少なくても、アメリカと日本は
13位までには入っていないということです。
先週のサンクスギヴィングが終わって、
あちこちのブランドから
ブラックフライデーのセールの
メールのラッシュ。
それが終われば今度は
サイバーマンデーセール。
メールを開ければ目を見張るセール
のオンパレード。
ついオーダーしそうになって、
いや待てよ。
こんなセールに踊らされてはだめ。
コスコからのメールには何と
ローレックスのセール!
ローレックスのセール!
600万円のローレックス!
相手は買わせることしか考えていない
ですからね。
サイバーマンデーセール、
私はいつも買うハチミツ屋さんと、
いつもオーダーするコーヒーだけにしました。
保険屋さんのダナのオフィスに
飾ってあるフレームに入っている言葉は、
「幸せはものじゃない」。
健康と家族と友だち、
自分の時間、
もちろんたくさんではなくても
お金も必要です。
でも見栄なんてないし、世間体も気にしな〜い。
はぁ〜、これで十分さぁ〜。
(沖縄弁のつもり。
平良とみさんの口調が懐かしいです)
御岳百草丸
2017年11月26日日曜日
今日は8キロ走りました
こんなトンネルも。 |
こんなサボテンに黄色い花が咲いています。 |
距離などの表示も看板も一切なし。 ただ、犬のフンは持って帰ってください、と。 |
この先はいったいどこまで続くのかしら。 |
ホピのオライビのレースのコースは ほとんど砂地でしたが、 小砂利混じりの砂地も足を取られて 走りにくいです。 アップダウンあり、砂道、 小砂利道、 縦横に走るトレール、さてどっちに 行こうかという楽しさ。 いくらでも、どこまでも走れそう。 |
とは言うものの、 家人も仕事から帰って来るし、 ランチの用意もある。 ということで、 今日は5マイル(8キロ)で終了。 |
1時間11分もかかりました。 |
最初の1マイルと最後の1マイル に時間がかかりました。 が、まあ良しとしましょう。 外を、そしてトレールを走るのは やっぱり気持ちがいいですね! 68歳で大阪マラソンを4時間半で 完走した寛平ちゃんには程遠いですが、 私も頑張らにゃ。 |
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