2017年4月30日日曜日

今どきまだこんなことしてるの?!信じられない!


「地毛証明書」、都立高の6割で 幼児期の写真を要求も



東京の都立高校の約6割が、生徒が髪の毛を染めたりパーマをかけたりしていないか、生まれつきの髪かを見分けるため、一部の生徒から入学時に「地毛証明書」を提出させていることがわかった。勘違いによる指導を防ぐ狙いがあるが、裏付けのために幼児期の写真を出させる例もあり、専門家から疑問視する声もある。
朝日新聞は全日制の都立高(173校)の校長や副校長らに取材し、地毛証明書の有無を聞いた。170校が取材に応じ、全校の57%の98校が「ある」と回答。少なくとも19校が、幼児や中学生の時の髪の毛が分かる写真も求めていた。
 「地毛証明書」「頭髪についての申請書」など呼び方や書式は各校で違うが、多くは保護者が「髪の色が栗毛色」「縮れ毛である」などと記入、押印する形。保護者も参加する入学前の説明会で染色やパーマが疑われる生徒に声をかけ、用紙を渡す例もある。1校当たり年間数人から数十人が提出している。今年度から導入する学校もある。
 多くの都立高は校則で髪の染色やパーマを禁止する。世田谷区の都立高の担当教諭は「染めているのに地毛だと言い張る生徒もいる。保護者の責任で証明してもらう」と話す。背景には、生徒とのトラブルを防ぐほか、私立高との競争が激しく、生活指導をきちんとしていることを保護者や生徒にアピールするねらいもある。
 東京都教育委員会の堀川勝史主任指導主事(生活指導担当)は証明書について「間違って指導し、生徒に嫌な思いをさせないための方法としてはあり得る」とする一方、写真については「学校長の判断だが、写真は個人情報であり人権上の配慮がより必要だ」と語る。
 「地毛証明」について埼玉県教委は「いくつかの高校で把握」、神奈川、千葉県教委は「把握していない」と答えた。(土居新平、峯俊一平)
⬆️は朝日新聞の記事より

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北朝鮮状況が緊迫を増すばかり
の昨今ですが、今日朝日新聞の記事で
目についたものです。

嘘でしょう?
今だにこんなことしてるの?
と言わざるを得ません。

「染めているのに地毛だと言い張る
生徒もいる」
生徒が地毛だと言うのだったら、
あっさり信じてあげてもいいのじゃない?

まずもって都立高校の校則を
変えるべきです。
こんなことで生徒指導をきちんと
していることをアピールするのがねらい?
私は昔から学校現場で教師が使う
「生徒指導」という言葉が
大嫌いでしたが、
一時パーマをあてていないか、
髪を染めていないかチェックするために
教師が生徒の頭を水道の下に
持って行って洗うというニュースを見た
こともありましたが、
それもずいぶん前のものだったような
気もするのですが。

髪を染めたりパーマをあてたりする
ことは要するに<風紀>を乱す、
非行のはじまりだなどというのが
教師、学校側です。
勉強が疎かになったり、
遅刻や無断欠席が増えたりしたら、
生徒を呼んで話を聞いて必要な注意を
すればいいのです。
幼児期の写真まで提出させる
なんて人権侵害以外の何物でもないです。
なぜにそこまでさせないといけないのか。
私が親だったら拒否ですね。


中学校の時の同級生にある秀才の男子
がいました。
それは中学3年の後半ごろだった
かも知れませんが、
元々少しくせ毛だった彼は、
いつの間にか校則の丸刈りをほったらかし
にするようになり、
長髪まではいかなかったけど、
明らかに丸坊主ではなくなりました。
学校にレコードプレイヤーと
当時流行りのアメリカのポップミュージック
のEP版レコードを持ってきて、
放課後集まった女子にかけて聴かせてくれたり、
いわゆる堅物の秀才ではなく、
「不良」ではなかったけれど
ちょっと「開けた?」男の子でした。
彼はとても勉強ができたから
教師は注意しなかったのでしょうか。

私の高校時代はスカートは超ロング、
セーラー服の身丈は超短い(笑)
というのが流行っていました。
私はセーラー服がいやで
ブレザーを着て行っていましたが、
(どちらでも良かったんです、当時は)
教師が彼女たちを呼んで注意していたのか
どうかはわかりません。
それでもそんな連中のみんなが
成績が悪かったわけでもなかった。
よく勉強のできる子もいたのですよね。

私は教師をしていたこともありますが、
細かいことで風紀が乱れている
と生徒に体罰を与える教師をさんざん
見てきたので、
こういうニュースを見ると、
何と日本の教育現場は変わらないのか、
変わりようがないのか、
悲観的になってしまいます。













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