青空が広がる夕方、 引っ越してきた近所のショッピングセンター にぶらっと散歩に行きました。 この本屋さんは前を通ったこと はありましたが、中に入ったことはなく、 こんなところに本屋さん、 しかもチェーンではなく、 昔ながらの本屋さんはめずらしいので 今日はお店をのぞいてみました。 |
いまのロケーションに移ったのは3年前 ほどらしいですが、 1981年からのお店のようです。 35年も。 |
アルバカーキのしかもこんな 住宅街のショッピングセンターに あったユニークなローカルの本屋さんでした。 とりあえずネイティヴアメリカンの コーナーを教えてもらって、 ホピに関する本はあるかな、 と書棚を見ていきました。 |
店内もなかなか広くて、 土曜日だからか、 けっこう本を買うお客さんが レジにも並んでいます。 |
まずこんな本を見つけてしまいました。 サードメサのバカヴィに住むアキマ がいつだったか、 この本で昔のホテヴィラのことを 勉強してるんだ、 いい本だよと見せてくれたのがこれでした。 10ドルです。 この値段はフラッグスタッフにある ブックマンに比べてかなり 低めだと思います。 |
ホピのクックブックは1冊 ホピファウンデイションのシンポジウム でもらった、ショゴンパヴィのアイヴァが 書いた、ファイルのようなのを持っていますが、 これは著者が違うので買いました。 |
カチーナの本も何冊かあるのですが、 これを見たのは初めて。 初めて入って、いきなりホピの本を3冊も 見つけて買ってしまいました。 |
ホピの古い本って素敵ですね。
返信削除日本の本屋さんが次々街から消えている現状でアメリカの本屋さんで、こんな素敵な本が置かれていることに感動しました。
日本はもう余裕のない国になってしまい売れないものは廃棄されるばかりで価値のある古い本を手に入れる手段があまりありません。
先日も学芸員はガンだと言った日本の某大臣がいまして、古い価値のある資料など今の日本の偉い方には何の価値もないと思われていて悲惨な現状です。
経済も心も少しづつ貧しくなる日本の未来が心配でなりません
ここぺりさん
返信削除コメントありがとうございます。
先日、京都市の図書館で、故桑原武夫氏の遺族が寄贈した、
1万冊の蔵書が無断で廃棄されていたというニュースを見て、
びっくりしました。
遺族の方、そして閲覧を希望する人や研究者の方など、どれほど
がっかりされたことでしょう。
桑原武夫が生きた時代を考えてみても、貴重な本がどれだけ
あったことか。
それを1万冊全て廃棄。
残念、もったいない、それに尽きます。
置き場所がないから処分、古いものには価値がない、そういう価値観は
いつかその国の文化を薄っぺらで個性もなく、脆弱なものにすることは
間違いないと思います。
日本はもうそうなりつつあるのかもしれません、悲しいけれど。
私はスリフトショップにアンティークショップ、古本屋さんが
大好きです。
古いもの、誰かの手を経てきたものを見るとほっとするし、
愛おしくなります。
たとえそれが一般的には価値のないものであっても。
心の余裕のなさは即効性、即金性を求めるようになり、
それが経済、文化を貧しくしていくのでしょうね。
本当にこれからの日本はどう進んでいくのでしょうか。