2017年4月30日日曜日

ジム・モリソンのコンチョベルト








先日買い付けでこちらに来た知人と
帰国前の夜、家人も交えて、
彼が買ってきてくれたスパークリングロゼ
を飲みながら(私以外はね)、
インディアンジュエリーのことや
アーティストの話をしていました。


何かで70年代のミュージシャン
や映画俳優は
インディアンジュエリーをよく
身につけていたという話になりました。


彼は音楽はあまり聴かない人のようだし、
しかも私たちの息子世代なので、
よほどアメリカのクラシックロックが好き
でない限りはドアーズなんて知らないでしょう。


家人が引っ張り出してきたのは
ドアーズのレコードアルバム。


ジムがつけていたこのコンチョベルトは
つとに有名です。


あちこちの写真やミュージックヴィデオ
で見るこのコンチョの大きさは
嫌が応にも目につきます。

ここから彼の記憶のスイッチが入りました。



このベルトの作者の息子の有名アーティスト
の家に行った時に、
こんなポスターを見たことがあると。







インディアンジュエリーに詳しい方なら
周知のことだったのでしょうが、
ジョウ・キンタナのことも彼から教えて
もらったくらいだった私は、
ジムがつけていたこのコンチョベルトが
今は亡きCochiti Puebloの超有名アーティスト、
ジョウ・キンタナの作品であったことを
初めて知ったのです。


言われてみれば真ん中のコンチョのスタイル
とかスタンプワークがそれとなく
(私が見たことのある)ジョウの作品
を思わせるような。




何のことはない、彼の息子のホームページ
にはちゃんとジム・モリソンベルト
のカテゴリーがあるではないですか(笑)。


そんなホームページを開けたのも初めてです。


息子のシッピーはこれまた日本でも
その作品が一時期バカ売れしたらしい
アーティストなのだそうです。












私はインディアンジュエリーが嫌い
ではありませんが、ホピのジュエリー
とごく限られた他のアーティスト
の作品が好きなわけで、
いわゆるインディアンジュエリー
の業界的な話や話題からは全く遠い
人間なので、
何を今さらと言われそうですが、
私にしてみれば大好きなジム・モリソン
が身につけていたコンチョベルトのことが、
今ここで明らかになったということ
がすごくうれしいです。


目からうろこというのとは少し違う
かもしれませんが、
かのジョウ・キンタナの作品を、
今自分が住むアルバカーキにかつて
存在した有名なジュエリーショップが
カリフォルニア(おそらくロサンジェルス
でしょう)に来た時に購入していた
という事実を知って、
ちょっと軽い(いい意味での)ショックでした。



そんな話を終えたあと、また私のハート
に火がついてYouTubeでドアーズを聴く。



最後の写真は私が唯一持っている、
フラッグスタッフで手に入れた
ジョウ・キンタナ作のピンです。






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