詞も曲もそしてペギー葉山さんの
伸びやかな声も、
パーフェクトな作品と言っていいかも
知れない楽曲「学生時代」。
私が行った高校は公立で、
蔦のからまるチャペルで祈りを
捧げたなんて経験はありませんが、
曲を聴くだけで
情景がくっきりとイメージできる
そんな歌でした。
タイトルの「学生時代」は
作詞作曲をされた方が最初につけた
「大学時代」から
ペギー葉山さんが主張した
「学生時代」に変更になったということも
ウィキペディアで見て
初めて知りました。
「自分は大学には行ってないから」
「みんな大学に行く時代ではないから」
とペギー葉山さんが
「学生時代」をタイトルにしたかった理由
は二つ載っていましたが、
いずれにしろ「学生時代」に決まった
のだそうです。
「大学時代」は詩的ではないし、
音的にきれいじゃないですよね(笑)。
大学に行った人も行かなかった人も
私の「学生時代は」という言い方はするけど、
いちいち私の「大学時代」
私の「高校時代」とは言いませんもの。
✨✨✨
秋の日の 図書館の
ノートとインクのにおい
枯葉の散る窓辺
賛美歌を歌いながら 清い死を夢見た
何のよそおいもせずに 口数も少なく
2017年の今の日本にはおそらく
ありえないにおいや風景。
胸の中に秘めていた 恋への憧れは
いつもはかなくやぶれて 一人書いた日記
誰にもありましたよね、
こんな経験。
ラインもフェイスブックもツイッターも
携帯電話もなかった時代。
家の電話と言えば黒い重たい
ダイヤル式電話機でした。
「学生時代」のレコードの発売は
1964年(昭和39年)、
そしてペギー葉山さんは
翌年の1965年の紅白歌合戦に出場して
「学生時代」を歌ったのですね。
どうやら2019年からは
新しい年号に変わるらしい。
昭和はもっともっと遠くなるのですね。
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