大のお気に入りだったイヤリング。
何年か前に日本で片方落として、
それっきり。
それがひょんなことで、作者が
アルバカーキに住んでいるとわかり、
それで残った片方を渡して、
同じものをオーダーしていました。
このイヤリング、けっこう重さもあるのですが、
忘れもしない、2011年の、
東北の震災のあと日本に帰り、
福島原発の事故を受けて、
鎌仲ひとみさんの
「六ヶ所村ラプソディー」が再上映される
と知り、観に行った時です。
上映時間に間に合うようにと、
繁華街を走り抜けたんですよね。
このイヤリング、最初から
ピアスのポストが細めで、
クラッチが少し緩かったのですが、
クラッチをサポートするゴムの留め具
もつけていなくて、
走っている間に片方落としていたことに気が
ついたのは映画館に着いてからでした。
そんな気に入りのイヤリングだったので、
両方そろって、
もう1度身につけることが出来ると
喜んでいたのですが、
何ヶ月たっても音沙汰なし。
片方分の代金は払っていたので、
とにかく何か事情が変わったのなら、
全額返してもらうしかないと
手紙まで送り、
毎日毎日メールボックスを開けては
今日こそ届いていないか、
中をのぞいては落胆していました。
今日、メールボックスを見たら、
茶色の封筒。
中身は完成したイヤリングでした。
ターコイズはローンマウンテン。
新しい方が少し色が濃くて
形もちょっとぼってりですが、
とにかく同じ石があって良かったです。
腕はいいのになあ、
こんなに長く待たされて、
かなり心配しました。
可愛らしいイヤリングですね。
返信削除無くしたイヤリングの制作者と出会ってオーダーメイドで作ってもらえるなんて夢のような話に思えますが、でも音沙汰がないのはかなり不親切で困りますね。
ここぺりさん
返信削除コメント、ありがとうございます。
私の知り合いショップオーナーさんいわく、マッチングする石
がなかなか見つからなかったというのがあるかも知れないと。
まあそれにしても、今、こういう状況なので、もう少し待って、
とか連絡してくれてもいいんじゃないかしら、とつい思いますよね。
でもその知り合いの方いわく、こういう(オーダーしたものを手に
するまで時間がかかる)のもごく当たり前だと。
へたすると、そのままになってしまうことだって、多々あるのだと。
ポストに使われているピヨーテボタンもかわいくて、
下のリングに下がった4本の飾りも、ワイヤーを手でよじって
作っています。
彼の作品を知ったのはもう7、8年前ですが、
あまりホピ以外のジュエリーには目が行かない私ですが、
彼の作るものにはなぜか、どこか、惹かれるものがあります。
不思議なものですよね(笑)。