2017年2月21日火曜日

久しぶりにアルモドヴァル監督の映画です










私は2日続きですが、今日は仕事
がオフの家人を誘って、再び
字幕付き映画を観に行きました。


スペインのペドロ・アルモドヴァル監督
の「julieta」です。



観たのは一番右端の映画。

上映館も Moonlight と同じシアターです。

昼間、Julieta を2回上映し、
夜に Moonlight を1回
というスケジュールです。


手に入れた短編集を読んだことのあった、
アリス・マンローは、数年前に
ノーベル賞を受賞しましたが、
この映画は、彼女の短編集「Runaway」
の中の3作品をベースにした物語です。


短編集の7作のうち、脚色した3作が
ジュリエットという女性を主人公にした
物語で、それで映画のタイトルが
スペイン語で「 julieta 」
となったのでしょう。


英語で Juliet ジュリエットですが、
スペイン語になると当然スペルも変わり、
発音もフリエッタです。

英語のJの発音がスペイン語では
は行の発音に変わるからでしょう。




先日観たイラン映画の「セールスマン」
よりは字幕が短くて、少なくて、
こちらはかなり読めました(笑)。


All About My Mother

Talk To Her

以来のアルモドヴァル作品です。



まずとにかく映像がきれい。


壁の色、ヒロインの女性たちの着る洋服、
車の色、色彩がそれはそれは美しいのです。



主人公の女性には、ある日突然、
彼女の前から姿を消した娘がいます。

その娘へのメモを書き始めるところから
彼女の回想が始まります。

後半になり、娘がなぜ失踪したのか、
そして最後に娘がなぜ
自分の住所を記した手紙を
母親に送ったのか。

なぞが解けていき、
娘の身に起こった皮肉な出来事が、
結局最後に彼女と母親を再び結びつける
きっかけとなる、あるいはなりそうと
思わせるラストシーン。


「女性性」とか「母性」
を描かせたら、とびきり上手な
男性監督ですね、アルモドヴァルは。


それにしてもここだけの話、
映画はやっぱり、

誰かと観るより
一人で観たい(笑)。


私は昔から、若い時からそうでした。

映画は一人で観る。


暗い館内で一人、シートにうずくまって
スクリーンとにらめっこ。


一人で映画の世界に浸りきれる時間が
何よりも好きでした。


10代の頃から、けっこう映画
を観て来ましたが、
誰かと観に行った映画って、
タイトルを覚えているくらい少ないです(笑)。
















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