2010年5月29日土曜日

ネイティブアメリカンの退役軍人たち

明日はメモリアルデー。
戦没者記念日。
日曜日と重なったので月曜日が代休で私も仕事は日月と連休です。
今日もお店にはおなじみの「ベテラン(退役軍人)」たちが。
↑は日本でも有名なナバホのシルバースミス、
トミー・シンガーのブラザー、ウィリアム・シンガー。
最初の頃は偏屈なじじい(ごめんね、ウィリー)って感じで
好きじゃなかったのですが、お店で応対するうちに
だんだんいい人、っていうのがわかって、今では冗談も言い合う、
ナバホの大好きなおじさん。
以外にも(?)考え方はリベラルで、
今日も彼の着ているTシャツに従業員が反応。
私も、今もROCKしてるの?って思わずからかっちゃいました。
↑は常連さんのホピのシルバースミス、VERYLのお父さん。
彼がかぶっているのもUSARMYのキャップ。
VERYLはずっとお父さんを看ているのですが、
最近すごくシルバーを買ってるので、そう言ったら、
(彼は建築の仕事がメインで、そのかたわらジュエリーを
作っています。サイドビジネスとは言え、彼の作るものは
秀逸です)90歳のお父さんの視力が極端に落ちて、
50センチ先くらいしか見えなくなったので、お父さんに
付きっ切りでないといけなくなり、それで建築の仕事が
出来なくなり、ジュエリーだけ作っているのだ、
ということでした。

これがVERYLとお父さんのREX。
REXは私が写真を撮ろうとしたら、東京の話をし始めて
東京ローズの話まで・・・。
視力は落ちても記憶は全く失くしていない、私の大好きな
ホピのおじいちゃんREX。
彼はネイティブには欠かせないモカシン作りの名手だったのです。
少なくても(戦争から)生還して、今も元気でいる彼らに乾杯!
REXやウィリーが戦った戦争は戦争でも、今の戦争とは大違いだった
ということだけは確かです。
もちろん人間が殺されたという事実に何の代わりも
ありませんが。
でも彼らをいとおしく感じてしまうのは
祖先を殺されまくった白人の国家に従軍した、
ネイティブアメリカンだからでしょうか・・・。

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