雪もひと段落して(とは言っても、もちろんまだしっかり残っていますが)、
最近は最低と最高気温の差が大きくなって来ました。
たまに仕事場からバスに乗って帰ることがありますが、先日も話しかけて来た
ネイティブの男性、私が身につけていたジュエリーを見て、
自分もジュエリーを作るのだと。
どんなのを作るの?ときいたら、(私がつけていたものを指差して)そんな
オーバーレイのジュエリーだと・・・。
日本に売ってたこともあるんだ、と言うので、あのホピの本に名前、
載ってる?とたずねたら、載ってるかもね。
私はいつも仕事場に持って行ってるホピジュエリーの本をバッグから
出して、彼の名前を調べてみました。
彼の名前はありました。
私はいつも仕事場でしているように、彼のサインをもらいました。
彼は町に住んで、レストランの皿洗いをしていると言っていました。
火曜と水曜がオフで、フェニックスに行った帰りだと。
それで息がアルコールくさかったのでしょう。
かつては日本でも売られていた彼のジュエリー。
でも今はもう作っていないのでしょう。
バスから降りる時、お酒飲んだらだめよ!とつい言ってしまった私。
アルコールの問題はホピもかかえる深刻な問題です。
いい腕を持っているのに、アルコールで身を持ち崩して、ジュエリー作りを
止めてしまったアーティストも知っています。
今日もバスで私に話しかけて来た女の人。
ホピかな?と思ったら、自分からI'm Hopi.と。
名前はトニー。
いっぱいつけている私のジュエリーを見て、話しかけてくれたのでしょう。
自分もしていたホピのリングを見せてくれました。
村はどこ?とたずねたら、(セカンドメサの)ショゴンパヴィだと。
今日、明日とダンスがあるのよ・・・。
行きたいけど、明日は行けない・・・。
町に住んでいるネイティブはたいていナバホです。
どのくらいの人数のホピが町に住んで働いているのかは知るすべも
ありませんが、決して多くないと思います。
もちろん都会や、他の部族と結婚して他のリザベーションに住む人も
いるでしょうが、今もおそらく大部分のホピたちはひっそりと
リザベーションに住み続けているのでしょう。
私の友人のホピのアーティストの家(だんなさんが建てた、立派な、かわいい
家ですが)には、テレビはあってもDVDを見るだけ、
洗濯は2週間に1度、一番近くの町へ、1時間ちょっとのドライブをして
コインランドリーに行くという生活です。
ホピのお家におじゃましたら、何となく気持ちが引き締まるのは、
お水がどれだけ大切かわかるからでしょう。
町に住んでもホピたちは、マジョリティの白人とナバホの中で、
どことなくひっそりと暮らしているような気がしてしまうのは、
私だけでしょうか・・・。
夜空の星☆は私たちを見ているのでしょうか?
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