今日は「パラサイト」という韓国映画 を観に行きました。
今年のカンヌ映画祭で最高賞の パルムドールを取った、 ボンジュノ監督の作品です。
昨年のパルムドールは是枝監督の 「万引き家族」でした。
両方を観たものとしての感想は、 「パラサイト」の比べようのないスケール とパワーにはただただ圧倒されたということです。
半地下の家に住む4人家族は全員失業中。
「万引き家族」のように祖母の年金に
頼るのではなく、
たまたまリッチな高台に住む社長一家
に家庭教師として通うようになった長男から
その家の「パラサイト」になるべくプラン
が始まります。
半地下家族と高台の高級住宅。
韓国映画でははっきりと貧富の差、
階級の差を見せつけます。
またこの映画の中では衣類に染み込んだ
「臭い」でも差別がはっきりします。
豪邸に隠された地下。
とんでもない発想ですが、これがまた
象徴的な場として描かれます。
是枝監督には悪いけどとにかく実力の差でしょうか。
ソンガンホはもちろん上手いですが、
その妻役の女優さん、
兄妹を演じる若い俳優さん、
みんな上手い。
リアルなんです。
いや、それはないよと思ってしまうような
シチュエーションでも
いや、それもわかる、と思わせてしまう
リアリティ。
もういいかな、と思ってもいましたが、
180度リクライニングシートで観れる映画館
で上映してくれていたので観に行きましたが、
観に行って良かった!
カンヌでパルムドール。
パラサイト、超おすすめです。
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