2019年11月16日土曜日

マリィの家へ







ホピの友人マリィがサンクスギビングディナー
パーティに招待してくれたので、
ちょうど仕事がオフだった家人と
出かけました。

場所はフェニックスの西、グッドイヤー
というところですが、
マリィのだんなさんのビルが話してくれたのは
グッドイヤーが住所になっているのは、
単に借りているだけなのだと。


確かに家があるのは町とは程遠い砂漠の中。


土地の管轄はカウンティ。
でも住所が必要なので近くのグッドイヤー市
に申し入れたので決まったのだそうです。


ツーソンから2時間と15分ほどかかりました。


サンタフェ風アドビのとってもすてきな住まいは
ビルがほとんど自分で建てたのだそうです。

アメリカ人のすることはすごいです。







エントランス。





内側からゲートを見る。

外の景色はこんな感じ。








イーグルスカウトまで行ったというビルは
自然が大好き。

自分より先に隣りの土地を買って
兵舎みたいな家を建てて、
今は物置としてしか使っていないカナダ人が
100年以上の樹齢のサグヮロサボテンの高い木を
切ったことをずっと怒っています。


フェニックスから北にフリーウェイを走り出すと
見えてくる、砂漠に生えている奇妙な「腕(枝)」
を伸ばした背の高い太いサボテンがそうです。


あのサボテンは幹から枝が出るのに何十年も
かかるのだそうです。
(知らなかった!)

ちなみに上の写真のブリキのミュージシャン
の後ろの鉢で細い木に囲まれたのは
サグヮロサボテンなのだそう。


このブリキのミュージシャンたちは
まだこの家に来た新参者。


ホピの学校で校長をしていた男性が
ギルバートという町でアンティークショップ
をしていて、そこにはマリィの親戚の女性が
働いていて、たまたまそこで見つけたもの
だと話してくれました。







何ともすばらしい室内のインテリアと
装飾。





上にかかっているのはマリィの息子のアキマ
が小さい頃から持って遊んだラトル。






ビルが、これもネイティヴアメリカン、
これもネイティヴアメリカン、
僕のはカウボーイハットだけと
一見悲しそうに(笑)。

いやぁ、ここはマリィの家でしょ、
と私。





大きな窓にそって設置されたフードコーナー。






左のカチーナたちはアキマの作。

大きい方の弓はアキマがホピの
イニシエーションでもらった弓だと
マリィが教えてくれました。






マリィがダンスでつけたヘッドセットたち。


下の絵はアキまが描いた、
それぞれのヘッドセットをつけたマリィの絵。












何だかんだ言っても仲の良いマリィとビル。


初めて会った時はあまり話が聞き取れず、
ちょっとこわそうに見えたビルですが、
いつも語ってくれるお話がとても興味深くて、
今日なんて、ビルの話を聴いていた時間が
かなり長かったです。







ビルが自分で石を積み上げて作ったプール。

まるで日本の温泉のように、
小さな洞窟(とビルは呼んでいました)
もあります。






ここはゲーム場。

マリィとお姉さんのファーン。






ボール投げが得意な家人は
ビルの最初の奥さんとの子供であるリサ
と組んでゲームに参加。



砂漠の向こうには低い山々。


夏にはプールサイドのデッキチェア
でワインでも飲みながら本を読むなんて
いいだろうなあ。


次は夏に来るよ、
と言いつつ夕方早めに
マリィの家を後にしました。



フラッグスタッフに10年住み、
マリィも何度か声をかけてくれたのに
家を訪ねるチャンスはなく、
こうしてツーソンに住んでそれが叶う
というのも人生、おもしろいですよね。

0 件のコメント:

コメントを投稿