村田沙耶香の小説は「消滅世界」だけ 読んだことがありました。
すごい世界のことを描くなあとちょっと こわいくらいの感想を持ちました。
そして「コンビニ人間」。
確かコンビニでアルバイトをした時 の経験をもとに書いたというようなことを インタビューで話していたように記憶していますが、 消滅世界を読み終えた時と似た読後感。
村田沙耶香(の描く世界)って何だかこわい。
でもね、別の意味でこの小説、 今の日本社会への痛烈な皮肉とも取れます。
その他大勢ではない、その他大勢になれない人間 の生きにくさ、 世の中の同調圧力のおそろしさ。
でもだからと言って、希望を、 明るい出口を描いているわけでもない ところがまたこわいのです。
|
0 件のコメント:
コメントを投稿