アップルとアメリカ政府の、アイフォーンのロック解除をめぐる攻防が続いています。
911以降、アメリカ政府は一般人の電話だって盗聴していると聞いたことがあります。
我々のプライヴァシーは今でさえザザ漏れです。
どうして買ったこともないブランドからカタログが届くのか。
1度インターネットでオバマケアの健康保険について問い合わせたら、その後長い間、どことも知れない保険会社からの電話攻勢。
私たちのプライヴァシー情報なんてザザ漏れなのですよね。
私はアイフォーンも他のスマートフォーンも持ってはいませんが、唯一持つiPodに入っている情報も最低限にとどめるようにしています。
それにしても今の時代ってヘンですよね。
今度は逆に、スマートフォンやインターネットに、わざわざプライヴェートなことを載せる人もいます。
ブログでも言えますが、何をアップするかは個人の自由とは言え、一応広く世間に(あるいは世界に)発信することになるのですから、そこはやはり最低限の(暗黙の)ルールはあってしかるべきではないかと私は思います。
が、これも「表現の自由」とのせめぎ合い?
ヴァイオリニストの女性がコラムに載せた写真のことで、インターネットで炎上したというニュース?を知って、家庭でどんなしつけをするかは基本的に、常識的に、親の権限であるかとは思いますが、子供がルールを守らなかったと、バキバキに叩き割った子供のゲーム(器?)の写真をわざわざ載せる必要があったのでしょうか。
そんな写真を見て、きっと誰もいい気分にはならないのではないでしょうか。
星の数ほどあると言われるブログですが、自分も含めて、プロの書き手でも何でもない一般人が、自分の日常や意見や体験をある時は写真付きで世間に(世界に)発信出来る媒体です。
他人の目にふれる、あるいはふれさせたいということで発信するブログですが、少なくても私はあまり見たくないという類のものも時としてあります。
(自分のものがそうではないことを願っていますが)
もちろん各々のブログを書く、発信する目的も違うでしょう。
例えば自分と同じ病いに悩む人たちに向けて発信するブログなら、内容は重いものになるでしょう。それは仕方のないことです。家族の悩みをせつせつと綴る人もいるでしょう。
そういうブログはもちろん、それでいいと私は思います。
ただ他人を中傷したりグチばかりを並べたり、何かについて不満ばかりを書き連ねたり、これをやっちゃいけないでしょうということまで載せたりしているものは私はパスでしょうか。
そしてスマートフォーンの出現で、どこでも何でも写真を撮れて、それを世界中にばらまけるという怖さ。
犯罪にもつながり、プライヴァシーも何もあったものではありません。
便利で手放せないとおそらく10人のうち9人が言うであろうスマホだと思いますが、便利さとその影に潜む怖さを常に念頭においておかないと、と私などは思ってしまいます。
スマホを手にしたことで、人類は果たして幸せになったのか。
いまだ私にはわかりません。
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