物語の始まりからある地点まで読み 進めたところで (ここまででも十分に起伏に富んでいました)
だがしかし、これはまだ話のほんの始まりなのだ。 いままで僕が書き綴ってきたものは、 いわば単なる序曲にすぎない。
そうなんだ。 とここまで読んだ部分の本の厚みを見たら、 まだ1/3もきていません。
じゃあ一体、これからどんなストーリーが 繰り広げられるのか。
✨ ✨ ✨
シティ・オブ・グラス
ムーン・パレス
偶然の音楽
鍵のかかった部屋
立て続けに読んだポール・オースター。
家にいて時間があれば 手に取って読まないと気がすまない本たちでした。
自身も石油タンカーに乗っていたり、 パリにも住んでいたという経歴もあり、 ある意味<放浪者>であった (ありたかった?)人のようですが、 私が今回の「鍵のかかった部屋」を読んで いて印象的だったのは、 終盤で「僕」がドア越しに話をする ファンショーの語ったことです。
あるときは2か月くらいを アリゾナの砂漠で過ごした。 アリゾナのホピ族居留地で、 その外れにある掘立て小屋で暮らしたこともある。 インディアンたちが部族会議を開いて、 僕に滞在許可を与えてくれた。
こんなところでホピが出て来たのです。
ポール・オースターも一体 ホピに行ったことがあったのかしら。
もう1箇所はファンショーの実家で見た 子供時代のアルバムあった
「おそろしく旧式の車」
の写真の中の<デソート>。
このブログの2012年9月5日、
<クラシックカー>のカテゴリーで書いてある
デソート。
実際に見たことがあった車だったので
ちょっとびっくり、そしてああ、あんな
車だったなあと思い出したのです。
さて次なるポール・オースターに出会える
のはいつなのでしょう。
|
0 件のコメント:
コメントを投稿