2018年5月24日木曜日

ホピへ 14)リサとショーンに再会







ジェラルドのショップから、
私は一人でションゴパヴィのリッキー
の家に。


でも彼の家には誰もいず、
仕方なくホテルに戻って、
その後部屋のキーがうまく動かず、
ロビーと部屋を行ったり来たりしていたら、
リサが働いていたお店が、
奥に移って、オープンの看板が出ている
のに気づきました。





なんだ、お店は閉まったわけでは
なかったんだ。


とさっそく中へ。


リサは突然の私の出現にびっくり。


でも入り口のそばでカチーナを彫る
ショーンが、行ったり来たりしていた私
を窓から見つけて、あれは〇〇だ、
とリサに教えたらしい。
 







リサと何だかんだの世間話をしていたら、
突然、すごいことがありました。


男性一人、女性3人の
中国人の観光客が入って来たのです。


その男性客があれはいくら?
これもくれ、
これとこれとこれでいくらにしろ、
とまあ凄まじい勢いでしゃべりまくり、
ディスプレイ用の貴重なものまで
これはいくらだ、と。


そしてお店の中で椅子に黙って座っていた私を
日本人だと察知していたのかどうかは
わかりませんが、
お店の棚の上にあった招き猫を指して、
日本人はお金のことしか
考えないんだとか、
そんなことをリサとショーンに
説明しているのです。


私は心の中でそれはあなたたちでしょう、
とつぶやいていました。


リサがオーナーに聞くからと
電話をかけに外へ行った時を見計らって
私も中庭に出て、
リサに忠告。


あんな値段、あり得ないから。

あんな値段で絶対売っちゃだめ。


ショーンが値段を間違えて伝えた
フェザーがいっぱいついた
(もちろんハンドメイドの)弓も、
正しい値段を言ったら元に戻して、
結局一人の女性があるものを買っただけで
退散しました。


ホピのことを何か知っている、
理解しているとはとても思えない彼ら。


あの強引な値段交渉にリサも
辟易していましたが、
彼らが日本でどんな買い物を
しているか、ちょっと話して、
気をつけてね、と。


まさに他人の家に土足で踏み込む
という表現がぴったりな
彼らの実態を目の当たりにして
私自身もびっくり、呆れたしだいです。


もちろんそういう人たちばかりでは
ないでしょうが、
私が見た光景はまさに
お店の中の貴重なものを掃くように
買いたたきかねないような、
凄まじい態度でした。



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