2018年11月26日月曜日

Green Bookを観に行く








今日はアップタウンの映画館へ
「Green Book」を観に行きました。


舞台は1962年。

「グリーンブック 」というのは当時、
南部を旅する黒人たちが安全に泊まれる宿等
をリストアップしたガイドブックのこと。

事実に基づいた物語です。

黒人の有名ピアニストを乗せた車
を運転する(イタリア系ではあるけれど)
白人ドライヴァー。
「Driving Miss Daisy」の真逆です。

ドライヴァー役のヴィゴ・モンテンセンも、
ピアニスト役のマハーシャラ・アリも
2人とも上手い!

マハーシャラ・アリは一昨年「ムーンライト」
でアカデミー賞の助演男優賞を受賞しています。

ニューヨーク大学でマスターも持つマハーシャラは、
超インテリ。

ドラッグディーラーを演らせても
著名ピアニストを演じてもとにかく上手い。

この映画でピアノを実際に弾いているのもすごい。

監督はもうすぐ62歳になるピーター・ファレリー。

おバカムーヴィーばかり作って
いたようですが(失礼!)、
こんな映画を作るなんてすごいです。

メインは1960年代のアメリカ南部の黒人差別
を描いていますが、重くなり過ぎず、
シリアスになり過ぎず、
彼の演出、卓越しています。

ヴィゴ扮するトニーの妻役の女優さん
もいいんです。

実在した黒人ピアニスト。


アメリカはこういう物語には事欠きませんね。


実在したトニーの息子さんがシナリオ
とプロデューサーというのも
アメリカならではかも知れません。

映画全編に登場する懐かしい、
超カッコいい当時の車たち。

トニーの家のテーブルには
ファイヤーキングのマグカップ
も登場していました(笑)。


淀川長治さんではありませんが、
映画ってほんとにいいですねえ。
サヨナラ、サヨナラ。




0 件のコメント:

コメントを投稿