ムヒカ前大統領、来日中最も印象に残った広島訪問
「世界でいちばん貧しい大統領」と親しまれ、5日から初来日しているホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領(80)が11日夜、東京・渋谷の書店で報道陣の取材に応じ、来日中に最も印象に残ったこととして、10日の広島訪問をあげた。
広島では、平和記念公園を訪れ、原爆資料館にも足を運んだムヒカ氏。「科学が、人間にどんなに悲惨なことを教えるかを知った。そして、道徳観、倫理観のない科学がもたらす悲劇も知った」と振り返った。「この世の中には、人類が決してやってはならないことがあると、将来の世代は気づかなければならない。なぜなら、この世の中に生きている動物の中で、同じ石につまずく動物は人間だけだからだ」と、独特の言い回しで語った。
訪れた日本でふれ合った日本人の印象については、「勤勉で、大切な時に非常に団結力を発揮できる国民だ。とても優しい人だとも感じた」と述べた。その上で「でも、日本人は果たして幸せなのかと、自問自答することがあった。ときどきは幸せなんだと思うこともあるが、そうじゃないのではないかと思うこともある」と語った。
「そうじゃないと思う理由は」と問われると、「高齢者が孤独にさいなまれていると聴いた。若者が、若者であるにもかかわらず、夢を持っていない」とも指摘した。
ムヒカ氏は取材に先立ち、来日記念のサイン会を開いた。自身の名を世界的に広めるきっかけになった、12年の国際会議での講演内容を収録した「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」(汐文社)や、最新刊「ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領」(角川文庫)を購入した約50人の1人1人と、手を包み込むようにして握手。妻のルシアさんとともに、「グラシアス(ありがとう)」と笑顔で呼び掛け、サムアップのポーズで送り出した。
この世の中には、人類が決してやっては
ならないことがあると、
将来の世代は気づかなければならない。
重い言葉です。
同じく広島を訪問したケリー国務長官は
原爆資料館について「驚異的」で
「人間としてすべての感受性を揺さぶられる
衝撃的な展示だった」と語ったそうです。
(AFPニュースより)
誰が見てもあのリアルな衝撃は
言葉を失くすでしょう。
でもアメリカは悪いとは思っていないのですよ。
むしろ戦争終結のために良いことだったのだと。
この論理を一体どう説明するのか。
どう説明されようが、日本人に納得出来る
わけはないのですけれど。
今や、原爆を落とさずとも
原発に向けてミサイルを撃ち込めば、
一貫の終わり。
もう逃げ場はないのです‥‥。
世界で唯一原子力爆弾を体験した
被曝国の日本にこんなにたくさんの原発。
おかしいでしょう。
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