2013年7月3日水曜日

リトルコロラドリヴァーを綱渡りした人に反対したネイティヴたち



先週のナバホ・ホピオブザーヴァーの1面は
リトルコロラドリヴァーにロープを渡して
バランシングバーを持って綱渡りした白人男性
(綱渡りでは有名な人)の記事でした。

今日発刊の同誌にはこれに反対した
ナバホやホピのことが載っていました。

記事の右端の写真は
「もうアイドルはいらない」と書いた
紙を持つナバホの男性。
この日にはホピも、遠くスーパイからもサポーター
が来ていたと言うことです。

世界的にもあまりにも有名な観光地のグランドキャニオン
ですが、このあたりのネイティヴには
「聖なる」場所です。

ホピたちは死んだら、グランドキャニオンで祖先の
霊と会い、統合するのだと言います。

そんな場所に杭を打ってロープを渡らせ、
川の上を渡る何てね。

白人の考えそうなことです。

まあそれを援助立てしたのはナバホの
公園局なんですけれど。


話はまた養老さんの本に戻りますが、
彼はこの本の第3章の終わりに
<手入れとコントロールの違い>という文章を書いて
います。

それはちょっと長いので次の機会に回しますが、
何でもコントロール出来ると思い、しようとするのは
アメリカ人に多い発想のように感じますが、
養老さんは日本人もアメリカ化、都市化してしまった
と嘆いています。


 

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