ホピショウも終わり、帰ろうとしていたら
廊下でばったりとボブ(・ロマダフキー)の息子の
マイクと出会いました。
マイクが父親が自分にジュエリーを作って欲しくて、
今、銅版でカッティングの練習をしているのだと。
シルヴァーは高いですから、大体みんな最初は
銅板で練習します。
それを聞いて、やった方がいいよ、
やって欲しいよ、ホピジュエリーの未来のために、
何て、部外者の私がちょっとえらそうなことをつい・・・。
実際ホピのジュエリーアーティストの若手は
そんなに育っているとは思えません。
今回はホテヴィラのラモン(・Dalangyawma)の
息子のチェストンがお父さんと一緒に出して
いました。
本人はいませんでしたが。
彼はまだ除隊していなくて、何かがあれば
召集されるポジション。
彼の上手さは誰もが知るところ。
子供の頃からジュエリーを作っていて、しかも
当時すでに上手だったのだと前に
ラモンが話してくれました。
だからね、ホピのために、ホピの文化と伝統の継承
のためにぜひ、して欲しいよ、お父さんもきっと
そう思ってると思うよ、と私もつい
力が入ってしまいました。
でもマイクはじっと聞いてくれました。
まあ本人が好きかどうかにもよるし、
向いているかどうか、その人の資質にもよります。
でも幼い頃からきっと父親の仕事を見て来たので
しょうから、これよりいい教育はないはずです。
だからきっと出来るわよ、と。
素直なマイクは部外者だけど、ホピのジュエリーが
大好きな私の話をじっと聴いてくれたのは
うれしかったです。
ボブのデザインの強いファンも日本にはいますし、
あのデザインを継承できるのはあなただけなんだから、
とマイクには強調しておきました。
何事においてもやはり伝統は大切です。
それを踏まえた上での新しさの味付け。
ホピオーヴァーレイジュエリーの火が消えることは
ないとは思いますが、
これからももっともっとアーティストが増えることを
願ってやみません。
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