春というよりは初夏

これは昨日の夕方の写真です。


アルバカーキの昨日の最高気温は２６℃でした。
部屋の中は暑いくらい、むっとしていました。


２週間近くもブログをアップしない
ということは、ブログを始めてから、
アメリカにいない時以外、今までおそらく
なかったと思います。


日常の何か小さなことでも見つければ、
ブログに書きたい、
そんな欲求の強いこの私ですら、
何も書きたいこと、書くべきこと
がなかったのですね、正直なところ。



お話は変わりますが、アメリカの経済格差は、
州により、また都市によって広がる一方だ
みたいな記事を最近読みました。


例えばアマゾン本社のあるワシントン州
シアトルの発展はいまだ止まることはない
勢いのようです。


打って変わって、ジェネラルモーターズ
のあった中西部の都市では、
GMなきあと、まだまだ住民は生活のために
あえいでいるのだとも。


私が現在住むニューメキシコ州アルバカーキ。

アメリカの州で最後から４番目に貧しい州。


道路はつぎはぎだらけでがたがた。

ジムで一緒になる、小学校の教師をしている
女性曰く、教師の給料は１０年間
上がっていないのだと。

それでも今日、久しぶりに行った
ホールフーズマーケットでは、
カートにいっぱい買い物をするお客、
デリのフードをあれこれ買うお年寄り。
レジはどれも満員です。


ナチュラルグローサーズ、
トレイダージョウズ、
そして（オーガニックもいっぱい置いている）
コスコというチョイスがありながらも、
あえてホールフーズで買い物をする
リッチな人々。

駐車場にはポルシェも停まっていました。

町の北側と南側で大きく違う住環境と住人。


今まで住んだ、サンタフェ、ロサンジェルス、
アンカレッジ、フラッグスタッフと比べても、
独断的に言わせてもらえば、この町には
文化のにおいがしないのですよね。

暴走族はいっぱいいても。

車でたった1時間弱で行けるサンタフェ
との大きな違い。

一体これは何でなんだろう、
とついつい考えてしまうのです。

もちろん貧しさは大きな理由でしょう。
州にも町にもお金がないのです。

貧しい、やさぐれた場所だから逆に、
外国人、部外者、社会の底辺に身を置く人々
が入って来て、定住しやすいのだろう、と。


外に出て車を走らせれば、
スピード違反と交通ルール違反の車、
改造車の超うるさいエンジン音にうんざり。

制限速度４０マイル（６４キロ）の道路を
５０マイル（８０キロ）で走るのは当たり前。

そもそも住宅街の中の道路の制限速度
が６４キロというのもクレイジー。

わが家の外はまるで日本だと高速道路の側
なみの騒音です。

車両保険に入ってないドライバーが多いので、
運転ひとつにも気をつかう。

出好きな私ですら必要最小限以外、
出来るだけ外出はしたくないのが現実。

家にいることが多くなるのも仕方なく、
そうすると何かに出会ったり、
何かを見つけたりということも減ってしまいます。


あと何年この町で過ごすかはわかりませんが、
もしこのブログを定期的に訪ねてくださる
方がいらっしゃったら、
辛抱強くおつきあいくだされば、うれしいです。


そんな今日このごろであります。