2010年12月18日土曜日

DUTSUN 1600 (ってブルーバード510のこと)

私の理想の車は(買えないけれど)
MGのミジェットもしくは
アルファロメオスパイダー。
ただ乗って、ハンドルを握って走るためだけに。
荷物も乗せない。
誰も助手席に乗せない。

でも先日とあるレストランのパーキングロットで
こんな車を見ました。
古いDUTSUNです。








DUTSUN1600 って日本のブルーバード510
のことなんですって。
それならこの車、かなり古そうです。

ロサンジェルスのように車の排気ガス点検もない
フラッグスタッフでは、たまに真っ黒い排気ガスを
撒き散らして走る古い車を見ます。

まあだからかも知れませんが、古い車もけっこう
走っていて、こういう古いダットサンにお目に
かかることもあるのですよね。
しかも真っ赤でピカピカ。

☆

 
<クラシックカーは他人の奥さんだと思え。
見るだけ、触っちゃいけません>
というのはアンカレッジの小さな州警察
ミュージーアムで展示されていた
私と同い年生まれの州警察の専用車
(これがカッコ良かった!)
に掲げられていた看板。
う~ん、なるほど。
うまいこと言いますね。

50セントの古雑誌から始まるホピカチーナへの旅


久しぶりにのぞいたスリフトショップ。
数年前には古いけれど、真新しいグッチのバッグを見つけたこともある
お店です。
昨今の不況で、スリフトショップもいいものが品薄。
みんなそうそう、新し目のものを何でもぽいと寄付したりしない
ご時勢なのでしょう。
ここでは以前うさぎのデザインのホピのベルトバックルが出ていて
でも50ドルの値段を見て、スリフトショップの値段じゃない、と
買いませんでした。
今なら迷わず買いますが・・・。

そこで雑誌のコーナーを見ていたら、こんなのがあり、買いました。
ホピのカチーナのことが載っていたからです。
出版元はこのフラッグスタッフにあるNORTHERN ARIZONA MUSEUM。
1995年のスペシャルエディションのようです。
私の好きなロングヘアーカチーナ。
By Jo・Mora

ここでフューチャーされていたのはJO MORA という(ウルグアイ系)
アメリカ人がホピを訪ねた時にスケッチしたカチーナの絵です。

えっ、JO MORA って誰?
ここからJO MORA をめぐる私の旅の始まり・・・。

☆

先日の沖縄戦においての、沖縄の人々の実体験を残すという
ことにもつながりますが、
21世紀に入ってからの物事の変化と進化(退化とも言う)の
スピードはすさまじいです。
私が記憶する昭和30年代の風景ですら、今の時代、誰が
思い起こして、話そうとするでしょう。
(残しておきたいですよね)

先日お店に来たホピの若い女の子が、私がつけていた
クロウマザーカチーナのペンダントを見て、すてきね、と言ってくれました。
彼女のクランはカチーナ。
かつてはクロウ(カラス)だったけど、クロウクランはもうなくなって、
だからクロウマザーカチーナが自分のクランなのと話してくれました。
クラン(氏族?)ってなくなるの?と私。
一族の人が絶えたらね。
今までにたくさんのクランがなくなってるのよ、と彼女。

カチーナもそうなのです。
消えたカチーナも多いと聞きました。
きっちりと完璧に(マスクやコスチュームで)そのカチーナが再現
出来なければダンスに出てはいけないんだよと、
ホピの友人が教えてくれました。

たまたま見つけたこの雑誌。
100年以上前のカチーナダンスでJO MORA が見たカチーナたち。
しかもアートスクールで学んだ彼の緻密な絵は、まさにアート。
貴重でしょう?

☆

たった50セントの雑誌から始まるホピカチーナへの旅。
私のカチーナへの興味は尽きません。

それにしても100年前のホピは(当然でしょうけど)
こんなに細かったんだ・・・。
まあ現代のお腹の出たカチーナもそれなりに味(?)は
あるのですけれどネ。





2010年12月17日金曜日

ボージョレ

今年のボージョレは私的にはもうひとつ・・・。
今ごろになると(売れ残った)前年のボージョレが
たくさん出回るのだけれど、
今年はコスコにも出てこない・・・。

先日行ったフェニックスのスーパーマーケットで
たまたま見つけて買って来たのを飲んだら、
やっぱり美味しかったので、同じ系列のここの
スーパーマーケットでとりあえずあるだけ
まとめ買いしました。

ロサンジェルスでは7ドルで売っていたという
このワイン、ここフラッグスタッフでは
1本$9.99で、6本買えば10%オフで$9.00.
もちろん6本買いたいところでしたが、5本しか在庫がなく
でも$9.00にしてもらって買いました。
また入荷するらしいので、また買いに行かないと。

2007年、2009年と美味しかったボージョレ。
2008年はまだまあまあだけど、今年は
私的にはもう一歩って感じでした。

それにしてもこの、1年たったボージョレ・ヴィラージュ、
まだなかなか美味しいです!

だれか映画化して!目取真俊作「風音」

この本には3篇の小説が収められていて、
1つ目が<水滴>、
2つ目が<風音>です。

この「風音」がまたすごかったのです。
「水滴」もそうでしたが、沖縄を単に被害者とだけ表現して
いないところに私はきっと感動したのではないかとさえ
思いました。
歴史の本には載らない、戦争を体験した生身の人間の・・・
などと私が書くまでもないし、書く必要もないでしょう。

これは映画化できる!
主人公清吉の若い頃の役にはアラタ、K役には松田翔太がいいな。
(ちょっと歳が離れてるけど)
テレビ局から来た藤井役には少し老けてもらって堤真一。
でどうでしょうか。
では現在の清吉はだれがいいかなぁ。

☆

話は変わりますが、仕事場にもネイティヴのヴェテラン(退役軍人)
たちが買い物に来ます。
息子も IN SERVICE(軍隊) という人もいて、息子は今オキナワにいる
とか言う人もいます。
私は沖縄戦のことも全く詳しくは知りませんが、こういう物語こそ
英訳してアメリカで出版して欲しいです。

たまたまYOUTUBEで2006年ミスユニバース世界大会で
2位に輝いた知花くららさんが、テレビで、
自分のおじいちゃんが初めて明かした自決の体験をリポート
しているのを見て、沖縄戦の壮絶さととむごさを
ひしひしと感じました。

沖縄はもちろん、広島、長崎、東京、大阪、日本中で消えつつある
戦争の話を残さなければ、とつくづく思います。




2010年12月15日水曜日

沖縄文学、目取真俊作<水滴>

目取真俊の<水滴>は前回ロサンジェルスに行った時
おなじみのブックオフで買っていました。
この作家の名前は頭のどこかに残っていて、
それで見つけて買っていました。
だってこれ1ドルですよ。

ゴーヤや沖縄のことを最近このブログに書いていて
あ、そうだと読み出したら、発想の奇抜さ(筒井康隆並み?)
短いけれど起伏にとんだ物語の展開、そして悲しさに
思わず一気に読み終えました。
ほんの少し涙も・・・。
この作家は1960年生まれです。

大学に入った年の夏、初めて沖縄へ行った時、
誰も戦争の話はしてくれなかった。
何も知らなかったくせにそれとなくそういう話題を向けた若い
ヤマトンチュウの私に、みんな黙っていました。

お話は変わりますが映画<ナビィの恋>はずうっと好きな映画です。
「十九の春」は私が初めて知った沖縄の歌。
ちょっとコミカルで悲しい恋歌です。

私があなたにほれたのは
ちょうど19のときでした・・・

ロサンジェルスで、今はもう亡くなった島袋先生に
三味線(サンシン)を習っていた時、
いつの間にか私がリクエストする18番が「十九の春」になってしまって
あの高音の声が出なくて、いつも恥ずかしかった・・・。

沖縄、オキナワ、OKINAWA。
苦くもあり甘くもある、私のオキナワです・・・。




2010年12月14日火曜日

ナバホのカチーナ?何だかおっかちーな・・・・




お店にこれを修復したいのでと、羽の部分がよれよれになったこの人形を
持ってやって来た白人女性。
彼女は先にお店に電話をして来て、私が対応したお客さんです。
ナバホのカチーナを修復したいので、フェザー置いてる?
ときくので私は一瞬、ナバホのカチーナ?!と(大げさに言えば絶句)・・・。

カチーナってホピのものでしょう・・・?

写真のこれが<ナバホカチーナ>です。
名前はFANCY DANCER と言うらしい。
まあ元々ルーツのない白人は何でもいいんですけれどね。

お店にはナバホの女性が作る(私に言わせればいい加減な)
カチーナのイヤリングも置いています。


このイヤリング、どう見てもホピに見えるでしょう?
これも実はホピではありません。

私は先だってナショナルパークの中のギフトショップで見つけた
ピアスをホピだと言われて買って、でもホピのではないことがわかり
即送り返して、返金してもらいました。
まずは裏に押された作者のホールマーク(刻印)、そして酸化させて
黒くなった部分のぎざぎざの入れ方でホピのものかそうでないか、
見分けがつくはずなんですけれどね・・・。

こだわらない人にはどうでもいいことなんでしょうけど、
私はこだわります。
HOPIって大きく書かれたスウェットシャツを着て来るナバホの
シルバースミスはいますが、逆はないですよね・・・。




久々のゴーヤチャンプルー

アメリカで手に入るゴーヤには私の知る限りでは2種類あるようです。
ずっとサンタモニカのファーマーズマーケットで買っていたのは
ラオス人のファーマーから買っていた薄緑色の苦瓜。

アラスカに引っ越して、アンカレッジのチャイニーズマーケットで見つけた
のは小ぶりで緑の色も濃く、外側のいがいが(?)がいっぱいある苦瓜。
インディアンビターメロンと呼ばれていました。
こちらの方が苦味も強かったけど、味自体も濃かった。
そして私はこっちのゴーヤの方が好きになりました。

確かずいぶん前のNHKの朝ドラ「ちゅらさん」で映っていた、
那覇の市場で山のように売られていたゴーヤもこちらの種類だったような。

フェニックスのアジアンマーケットにも2種類のゴーヤが売られていますが、
私が買うのはこのインディアンビターメロン。
(インド人も苦瓜を食べるらしくて、それでこういう名前がついたのかな)


先日LAに行った時、あるところで頂いたゴーヤがとても美味しくて
彼女の作り方をまねてみました。
私が作るのはいつもお豆腐とゴーヤだけのシンプルなもの。
この時のY子さん(ウチナンチュウ)の作っていたのは
少しの豚肉とゴーヤに卵も入っていました。
ってこれが一般的なゴーヤチャンプルーなのかな。

それで豚肉の代わりにベーコン、炒めたあとチキンスープストック、
お酒、お醤油、ブラックペパー少々で少し煮浸し、
卵であえて出来上がり。

ロサンジェルスで知り合ったもう一人のY子さんは、認知症に
なって沖縄に戻りました。
ゴーヤはもちろん、フチマージュシメー(ヨモギの炊き込みご飯)
ラフテーをよく作って食べさせてくれました。
お料理が上手だったY子さん。
お料理だけでなく編み物、お裁縫と手先も器用でした・・・。
マーサン、チュラカーギーなど沖縄言葉も教えてもらいました。
それをいちいちノートにメモする私を見て、
あんたは変わってる、とあきれていましたっけ。

LAではコリアンマーケットに行けば、春先と(確か)秋にも
ヨモギが出回り、それを買って来て私もフチマージュシメーを炊いたものです。

今回作った(というほどのものではありませんが)ゴーヤチャンプルー、
なかなか美味しかったです。

Y子さん、私のことも忘れてしまったんだねぇ。