毎週水曜日発行の無料新聞
Hopi-Navajo Observer (私が勝手に順番を変えました)
からの記事です。
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一面にはホピ族政府の収入役が解雇されたというニュース。 |
このコラムは読者からの投書で、
<無実の者に下された不正義>というタイトル。
詳しい内容はよくわかりませんが、
たとえホピであれ、政府と名がつき、
相当な額の予算を動かすという場では
こういう事態が起こるのですね。
それにしてもこの収入役を告訴する側に雇われた
人物のその助手的役割の弁護士が
ホピに請求した料金が1時間350ドルだったとか。
彼を弁護する側の読者の投書には
その収入役を罪におとしいれるために何千、
もしくは何百万もの部族のお金が使われたとか。
普通にリザヴェーションで細々と暮らしている
ホピの人たちしか知らない私には、
たまにお店に来るホピのお客さんから耳にする
「上の人間は腐ってる・・・」みたいな言葉を
悲しいけれど、こういう記事を見ると実感してしまいます。
↑も読者からの投書で、これを書いているのは
ホピハイスクールの新聞部の女子生徒です。
私も見ましたが、4月13日付けのこの新聞の
一面で紹介されていた
ファーストメサでの<ホピシードラン>の記事についての
意見です。
決して強い口調ではなく、でも彼女は
この写真がホピの聖なる場所、キヴァで撮られたもので、
私はずっとキヴァの写真は写してはいけないと
言われて来たけれど、これは一体だれが
写すことを許可したのでしょうか、という
内容です。
ホピではカチーナダンスはもちろん、村の中も写真撮影禁止。
カチーナダンスがある時は、部外者は
キヴァに近づくことさえも出来ないそのキヴァの
中で写真を撮影するなんて・・・。
記事もトピックとしてもいいものだったけれど、
この写真1枚で私の見方は全く違ったものになって
しまいました。もはや神聖なものなど
あり得ないのでしょうか?
と彼女は結んでいます。
このハイテクの時代。
カチーナダンスだって撮ろうと思えば、携帯電話で
動画すら撮影出来るでしょう。
ホピのルールなんて気にもしない、
そんなやからがいてもおかしくありません。
でもね、私は思うのですが禁止されていることを
やってしまうって
それは彼らの文化を敬っていないってことですよね。
私は1度、知り合いがバッファローダンスで
踊るというので招待されて、彼のガールフレンドから
プラザへ向かう彼を写して!と言われて
私のデジカメでぱしゃっとやったら、すぐさま
ダンスの列にいた男性から怒鳴られました。
これは私のカメラだから、と彼女が助け舟を出してくれて
事なきを得ましたが・・・。
バッファローダンスではダンスが終わると
親戚の人たちがけっこうみんな、コスチューム姿の
ダンサーの男女の写真を撮ったりはするのですが、
やはりよそ者がカメラを向けるのは
大きな×です。
☆
そんなことが載っていた今週の新聞でした。