しばらくのお休み

寛平ちゃんのアースマラソンで知り合った
I さんからメールがあり、
5月20日の金環食が
北アリゾナで見られるということを知りました。

日本のニュースでは見ていましたが、
ここで見れるなんて思ってもみなかったし、
調べもしなかったので、ちょっと興奮してしまいました。

小学校の時、確か濃い色の下敷きで
欠けていく太陽を見た記憶がずっと頭のどこか
に残っていて、
それ以来、日食とか月食とか
あるいは流星群とかがどうしても気になってしまう
ようになりました。

思えば小学校の理科の時間に習った星座に
夢中になったし、ギリシア神話を読むのも
大好きでした。

☆

とにかくこの金環食がアメリカの一部の地域
では5月20日の夕方見れそうなのです。

実は明日から急に日本に帰ることになりました。
I さんと、この金環食を見に行こうと約束したので
何としても帰って来ないといけません。
帰って来れますように・・・。

ウィキで日食を調べたら、何とこれから起こる
日食の年月日が載っていて、
たとえば2029年1月14日、アラスカを除く
北米、中米で見られるというのを見て
何だか不思議な気持ちになってしまいました。

今から17年後、自分は一体まだ生きているのか、
はてまたすでにこの世には存在しないのか、
生きていたらアメリカに住んでいるのか
あるいは日本なのか。

延々と2100年まで続く、その日付が妙に
悲しく胸に迫って来ました。
なぜか・・・。

☆

とにかく桜吹雪が散る日本へ。
美味しい食べ物が待っているゾ。
楽しいことだけ考えましょう。

うれしいサプライズ！！

お昼過ぎに突然お店にいらっした方・・・。

何とTOMOさんとMIZUMIさん！

TOMOさんのお忙しいスケジュールを縫って、

いらっしゃいました。

TOMOさんはきっと Once in a while

北アリゾナの空気を吸わなきゃやってけなく

なったのですね・・・。

そしてあのエルメスのカレ、
カチーナモチーフのスカーフも持って来てくださいました！

TOMOさんが楽天で落としてくださったもの。
いやぁ、エルメスです（笑）。
この先も恐らく私の唯一のエルメスです・・・。

それにしてもこの絵はすごいです。
フレームに入れて飾ろうとも思いましたが、
やっぱり私はこれをスカーフとして巻いちゃうゾ。

商品なのに・・・

本店から荷物が届いたのですが、箱に入っていた商品を
その箱が要るからとマネジャーが、商品が入っていた箱を
ぶちまけたのだそうです。
ぶちまけられたのはイヤリングカードと呼ばれる
ピアスをこの厚紙にくっつけて売るためのカード。
少なくても新品の商品です。
日本では考えられないですよね。

私は今日、このイヤリングカードを一つ一つ
プラスチックの袋に入れて、売り場に出して、
並べました。

こういうのがね、ついいらっとしちゃうわけです。
お客様が買う商品を粗末に扱う。
でもそれは店側もお客も同じ。
口に入ったキャンディを口から出した子どもが、
そのべとべとの指でそこらへんの商品をさわりまくる、
そんなことはざらなんですものね。

ちりとりを商品を並べているガラスケースの上に
ぽんと置くナバホの従業員のおばさん。
これにも日本人の私は唖然です。

☆

＜かみ＞と＜しも＞の区別がないアメリカ人。
アメリカ化の進む日本ですが、
ぞうきんとふきんをいくら何でも、一緒に
洗わないですよね？！

イースター商戦

先日インターネットで日本の新聞を見ていたら

イースター商戦の記事が目に留まりました。

日本でイースターをネタにビジネス？

この次の日曜日は＜イースター＞。

復活祭です。

ウィンズローに住むホピのお客さんも

二人の女の子を連れてお店に来ていました。

今日金曜日は、イースターウィークエンドと言うことで

学校は休みなので連れて来たのだと話していました。

ランチの休憩時間に近くのお店に寄ったのですが、

入り口のドアにはイースターウィークエンドなので

金曜日から閉めます、という張り紙。

う～ん、ここのオーナーも熱心なクリスチャンなのかな・・・？

3月のセントパトリックスデーが終わると

お店のデコレーションもセールも、

一斉にイースターに模様替え。

うさぎやたまごがお目見えします。

今日来たホピのお客さんに、イースターするの？

とたずねたら、子どもたちがね、と。

エッグハンティングと言って、子どもたちには

隠されたたまごを探すゲームが用意されています。

それにしても日本の業界はキリストの復活を祝うイースターを

クリスマスみたいにコマーシャリズムに乗せようと

しようとしているわけ？

たまごやうさぎの形をしたチョコレートやケーキや

うさぎのお人形やぬいぐるみを

商業ビジネスにしようと目論んでいるの？

ハロウィーンもすでに日本に定着しつつあるようですし、

そこへもって次はイースター？

もちろんイースターが悪いなんて言ってるのではなくて、
日本の節操のない商売根性って

そんなものかなぁと思っただけです。

今に日本でも7月4日の独立記念日商戦、11月の

サンクスギヴィング商戦も参戦するかも知れません。

気象と気性の関連性

先日日本に電話をしてある方と話し始めたのですが、

当日彼女は出かけていたのだけれど

あまりの風の強さに怖くなって

予定を変えて早めに帰宅をしたと話していました。

その日がちょうどあの日本に突風が吹き荒れた日でした。

強風でトレーラーも横倒しになったニュースの

写真も載っていました。

爆弾性低気圧と呼ばれる低気圧のせいだったみたいです。

このあたりは強風は当たり前。

フリーウェイが閉鎖になることもあります。

今日も1日中強風が吹き荒れて、

空もどんより。

家の中から外を見ていたら、薄ら寒そうで

気分もつい沈みがちになる空模様。

気温は13℃ほどで、寒い！というわけではない

のですが、ついジャケットの襟を片手で

しっかり握ってしまう・・・。

でも日本でも暴風の頻度が増えているという

報告もあるようです。

これはやはりひとえに地球環境の変化がもたらす

気象の変化のせいでしょう。

考えてみればアメリカの国内で、1年中

気象が安定しているという地域は少ないのでは

ないでしょうか。

昨日はあんなに晴れて暖かだったのに

今日は雲って風が強くて寒い、という

急激なお天気の変化が日常的にあるという地域

の方が多いように思います。

お天気が安定しない、気象がころころ変わる

という＜外＞の環境は人間の＜内＞的な

部分にも影響するのではないでしょうか。

これは私がアメリカに20数年暮らして感じること

ですが、アメリカ人で感情の安定している人が少ない。

気持ちの変化がめまぐるしい。

それはこの気象の不安定さと連鎖しているのでは

ないのか・・・。

とふと思ったしだいです。

もちろん自己の気持ちのボトムラインが

アメリカ人の場合は高いと言うのもあるかも知れません。

が、そのお話はまた別の機会に・・・。



グランドキャニオンにロープウェイ

今日は水曜日で＜ナバホ・ホピオブザーヴァー＞が
出る日です。
今日の1面の下半分に載っていたのは
「ホピはナバホの提案するグランドキャニオン開発に
反対する」と言う記事でした。

何とナバホネイションの＜プレジデント＞が
グランドキャニオンの東側にロープウェイを
作るという提案をホピに出しているのです。

「グランドキャニオンもリトルコロラドリヴァーも
ホピには聖なる場所である。
ホピの Salt Trail はホピにとって
宗教的な意味のある場所であり、この開発によって
多大なる影響を受ける」
と言うのが理由です。

グランドキャニオンにロープウェイ？
ナバホはリザヴェーションにいくつもカジノを作って
まだ飽き足らずに、何とグランドキャニオンに
ロープウェイまで作ろうとしてるの？

私はグランドキャニオンがホピにとって
聖なる場所だと言うのは
あるシルヴァースミスにホピは死んだら
グランドキャニオンで、亡くなった先祖の人々と
再会するのだと聞くまで知りませんでした。

＜開発＞と言う名の破壊。
その後ろにあるのは人間の＜欲＞。
サンフランシスコピークスも然り。
聖なる場所を汚したり壊してはだめ！

仕事の帰りに出ていた12.5夜の月。
あと3日で満月です。

銅のイヤリング

今日お店に来たお客さん。

私に「この前来た時はあなたいなかったのよ」

と言ってバッグから取り出したもの。

これいいって言ってたでしょう？

と言って下さったのが↑の写真のイヤリング。

彼女はだんなさんと二人で

主に銅でジュエリーを作って売っています。

今はシルヴァーが高いので、銅を買って行く人が

増えています。

そして＜銅製＞のジュエリー自体も流行っています。

私がいいですね、と言ってたのを覚えて

くれていて、わざわざ私に作って持って来て

くださったのです。

今日着けていたジェッドのコンチョのイヤリングと

重ねて着けてもいい感じです。

わっかだからでしょうね。

彼女たちはコットンウッドから来ています。

これは私のごくごく私的な印象ですが、

お客さんでもコットンウッドやプレスコットから来る

お客さんは何となく感じがいい人が多いのですよね。

セドナから来るお客さんと比べて・・・。

もちろんセドナから来るお客さんでも

あのアイリッシュのジョイスのように、とても

感じのいい方もいるのですが・・・。

クリス、イヤリング、ありがとう！

酔っ払ったアレリック

今日お店に来たアレリック。

いつもより声が大きいし、おしゃべりだなと

思ったら、かなりお酒が入ってるみたい。

大きな声で冗談を飛ばすので、

お店の従業員も大笑い。

アレリックはとてもいい人で、お店では好かれています。

彼の応対をするナバホのおばさん従業員も

気長に相手をしていました。

私が（前にもこういうことがありましたが）

お酒あまり飲まないで、と言うと

ホーム（ホピ）では飲めないんだから、と。

ホピのシャトルで家に帰るんだと言っていたのに

持って来たスクラップの処置に時間がかかり、

シルヴァーを買った頃にはバスの時間は

過ぎていました。

レジを済ませたアレリックがクォコイと
ホピの男性言葉でありがとうと言っているのに

ナバホは隣合って住む同じネイティヴであるホピの

日常語も知らないのか、何それ？

そしてアヒャッハーとナバホ語で（ありがとうと）

返していました。

それでもその彼女があ、彼、おしりのポケットに

紙袋に入ったシルヴァー突っ込んでたけど、
ポケットから見えていたと言うので

私はあわてて彼が歩いて行った方向へ

走って追いかけて、
シルヴァーを、着ていたパーカの

前のポケットに入れた方がいいと言ってあげました。

シャトルは行ってしまったと言うので、

私がナバホのトランジットバスは？ときいたら

お店ではあんなに陽気だった彼、

いきなり正気に戻ったみたいに、

吐き捨てるように、4文字言葉で

クソったれナバホ・・・！と。

いつもはやさしい彼のいつになく

強いその言葉にちょっとショックを受けた私ですが、

さもありなんとも・・・。

普段の正直な気持ちが出たのかも知れません。

アレリック、無事に何とか家に戻れたのかしら・・・。

お酒、飲んじゃだめだよ。

Jayのリング

昨日もお店に来ましたが、スクラップの担当者が

いなくて、今日またスクラップをトレードしに

やって来たJAY。

スクラップは再開しましたが、担当者を決めたので

彼女がいないとスクラップの手続きは出来ないのです。

マネジャーすらやらない。

で、今日スクラップを持ってやって来たJAY。

オーダーしていたリングが出来て、
持って来てくれました。
MIZUMIさんのには及びませんが、私には
これで上等。
これならずっとはずさずつけていられます。
ちなみに真ん中のドットは14金なのだそうです。

私が持ってるリングの中で一番細いものかも。
でもなかなか好きです。
JAY、ありがとう！

豪快な雲でした

今朝の気温は－4℃。
昼間は17℃くらいまで上がりましたが、
まだまだ寒いというのが実感です。

ランチの時外に出たら、
久しぶりにサウスウェストらしい（？）豪快な雲が。
停めてあった車の中は暑いくらいですが、
外は薄ら寒いです。

それでも今日は5時過ぎに仕事を終えたので
家に帰ってから30分走りました。
外を走るのはまた久しぶりです。

日没の時刻が延びているので、6時20分から走り出し
ましたが、30分走って、あとの10分は歩きましたが
それでもうちにたどり着く頃にやっと薄暗くなっていました。

もう走るのはジムのトレッドミルではなくて
外を走らないとね。
今日はゆ～っくりでしたが、でも外を走るのは
気持ちが良かったです。

インチのややこしさ、どうして10進法に変えないの？

今日仕事場で従業員のナバホのおばさんが
(これ見よがしに）私、誕生日には
これが欲しいのよねと私のところに持って来たのが
↑の写真のソケットセット。
私、このメトリックのが欲しいの。

METRICとありますよね。
このソケット、要するにインチじゃなくて、
サイズはｍｍで表示されているのです。
彼女が何を思ってインチではなくｍｍの表示の
ソケットが欲しいのかはよくわかりませんが、
下の写真のサイズの表示を見てください。
1インチより小さい単位はなくて、
1/16 インチとか 3/8 インチと測るんですよね。
10進法だったらどんなに簡単でしょう・・・。

1フィートがこれまた12インチ。
だから昨日のような20インチは何フィートかと
いう計算が出来ない人が出来てしまうわけです。
そしてこれまた3フィートが1ヤード。
1ヤードは1ｍに少し足らなくて、1マイルは
＜ヒトノムレクル1.609ｍ＞って習いましたよね(笑）。
気温だって沸点は100℃、氷点は0℃。
10進法でどれだけ簡単か・・・。
0℃が華氏では32Fか33Fだったでしょうか。
あ～ややこしい。

重さは重さでオンスにパウンド。
アメリカ人だって何オンスが1パウンドか
即答えられない人、いっぱいいるんじゃないでしょうか。

アメリカも早くメトリックに変えないとね・・・。

20インチは何フィート？

今日の仕事場での一幕です。

新しいアシスタントマネジャーが、お客さんが20インチ
だけ欲しいと言った、フィート単位で売る
シルヴァーのチェーンをフィートに換算する
ことが出来ません。
12インチが1フィートだよね、
と言いながらカットしたチェーンをものさしの上に
置いて、指し示しました。
1フィートと2/3でしょ？
それを見た彼女は計算器をかちゃかちゃして、
20インチが1.67フィートだとわかったのです。

アート系ですが、彼女、一応4年制大学を
出ています。
日本の大学でも新入生の数学、と言うより
計算能力の低さに、補修のようなものを受けさせている
と言うニュースを見たことがあります。

以前にもここで書いたかも知れませんが、
セールの時の20％オフの値段を出すのに
値段×0.2をまず計算して、定価からその
分を引くというまだるっこしいことをしていたのを見た
私が、20％オフならお客さんは定価の80％を
支払うことになるのだから、定価×0.8で
セールの値段は出るのよね。
25％オフなら定価×0.75、と教えました。

でも今だにそうは計算していませんけどね（笑）。

☆

簡単な暗算すら出来ないアメリカ人。
お店でシルヴァーのワイヤーを金額いくら分カットして
欲しいと言われるともうさっぱりわからない。
1フィートの値段がチャートで出ているにも関わらずです。

ナショナリズムと言われても、私は日本人が
こうなって欲しくない。
私がかつて受けた小学校の教育は
すばらしかったと今でも思います。
もちろんいい教師に恵まれたことも幸いでした。
基本的な算数をきちんと教えて欲しい。
簡単な計算も出来ない多くのアメリカ人の
ようにはなって欲しくない。

大学生の漢字の知識、計算の出来なさなどの
ニュースを見るたび、ため息が出てしまう私です。

今月のフリーダ

4月のフリーダは
＜Self-Portrait with Monkey＞。
1938年の作品です。
ニューヨークはバッファローの
Albright-Knox Art Gallery 所蔵です。

このネックレス、何かの骨でしょうか。

彼女の自画像ではフリーダは
首の周りにぴったりした、ごっついネックレス
をつけていることが多いです。
残された写真でもすごい大きな石のネックレス
をつけていたり。
とにかくどれもとてもユニークなものです。

フリーダの生きていた時代にタイムマシーンで
戻れたら、彼女に彼女のジュエリーの話をきいて
みたい私です。

リンスカムを見に、MARYVALE球場へ

今日から4月。
日曜日だったのでフェニックスへジャイアンツと
ミルウォーキーブリュワーズのオープン戦を見に
先日チケットを買いに来た、MARYVALE球場へ
再び行きました。
お目当てはもちろんリンスカム。

リンスカム、今日の調子は今ひとつ。
でも打撃では2打席で2安打。

5回、2アウトで降板しました。

これはブリュワーズの青木選手。

去年MVPを取ったブリュワーズの8番、
ブラウン選手は、ステロイド疑惑が持たれていて、
3塁ベースまでやって来て待機する彼への
3塁側に陣取ったジャイアンツファンの野次の
すごいこと。
まるで阪神ファンのよう・・・（笑）。
ビール買って持っていてやれよ、とか笑っちゃう
ものまで・・。
MARYVALEはミルウォーキーのホームですが、
ジャイアンツファンの方が多いくらいで、
応援もすごい。
ウィスコンシンからはなかなかアリゾナまでは
来れないという地理的事情もあるのかも知れません。

空には月齢9.5夜のお月さまが。

フェニックスは気持ちの良い暖かさ。
リンスカムが降板して私たちも球場を後にしました。

この後ホールフーズで買い物して
フラッグスタッフにはまだ明るいうちに着きましたが、
フェニックスの心地良さから戻ると
夕暮れ近くてすでに5℃くらいしかない空気が
何と寒く感じたことでしょう。

でもとにかくもう4月！