2016年2月29日月曜日

監督賞と主演男優賞で十分、「The Revenant (蘇りし者)」



✨ 以下は日刊スポーツの記事から ✨


演技部門20人が全員白人…人種問題で批判相次ぐ


28日に発表・授賞式が開かれた米アカデミー賞は昨年に続いて演技部門の候補20人が全員白人となり、著名人からボイコット表明が出るなど批判が噴出、授賞式でも人種問題に絡む皮肉や賞をやゆする発言が相次いだ。

 「レヴェナント 蘇えりし者」で監督賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ氏は、自らの作品中の有色人種に対する差別的なせりふを引用し「(今が)私たちの世代にとって全ての偏見から解き放たれる好機だ。肌の色を髪の長さと同じぐらい、取るに足らないものにしよう」と受賞スピーチで述べた。
 司会に起用された黒人コメディアン、クリス・ロック氏は開会早々「私はアカデミー賞、またの名を『白人によって選ばれた賞』の会場にいます」「毎年、黒人の候補が必要なら黒人の受賞カテゴリーを作ったらどうだい」などと得意の毒舌でやゆした。
 米メディアによると、会場付近では黒人運動の有力指導者シャープトン師らによる抗議デモが行われた。



 昨日のアカデミー賞はまたまたアパートの
クラブハウスのジムで見た私。

悪寒を感じながらも、ワインで温まりつつ(笑)
見ましたよ!もちろん!

何しろ見た映画は「The Revenant」だけ。
でもだからこそこの映画で賞を取ってもらいたかった。

イニャリトゥ監督は大好きな監督であり、
この壮大な映画を作り切ったということと、
ディカプリオの熱演は多大な称賛に値する
と思っていました。

作品賞は逃しましたが、
監督賞と主演男優賞と撮影賞が取れて十分です。
あの極寒の中での撮影もおそらく
想像を絶するものだったはずです。

二人の受賞が決まって、
それぞれがステージにのぼった時、
私は思わず涙ぐんでしまいました。

「ブラッドダイヤモンド」のレオくんも
すごく良かったのですが、
40歳を過ぎた彼の挑んだこの役、
すさまじかったですよね。

この映画のロケで氷を探してカナダから
アルゼンチンにロケ地を変えたということも
あり、ディカプリオは温暖化を目の当たりにして
昨夜の受賞スピーチの最後にそのことを
伝えたかったのでしょう。


「ギルバート・グレイプ」で初めて見て、
その演技力はすばらしいと感じたレオくんは
小さい頃から両親に連れられて
オーディションに行き続けていたらしいですね。

しばらく俳優業を休むと言っていたのに
このシナリオを見てやろうと決めた彼。

もう今ならしばし休業してもいいんじゃない
でしょうか。
って私ごときが言うことでもありませんが(笑)。

だってこんなすごい環境で
こんなハードな役を演じたのですもの。


✨ ✨ ✨


余談ですが、そして私事ですが、
昨夜のアパートのクラブハウスで
2時間のオスカーを見ている間に
すっかり風邪をひいていた私。

アパートの部屋に戻って熱を計ったら
何と38.2度!

でも、それでも見て良かった!

風邪は治るけど、今年のオスカー中継は
昨日しか観れなかったですもの。

ああいうのはやっぱりオンタイムで見ないとね。


ということでグラミー賞、アカデミー賞、
と今年の賞ものはおしまいです。


さてさてまたまたどんな映画がこれから
公開されるのでしょうね。


昨年のブルーノ・マーズの「アップタウンファンク」
みたいに聞き飽きるほどラジオで流れる
流行歌は出て来るかしら。


気がつけば閏年の2月29日も終わりで、
初めて今年がオリンピックの年だったと気づく。


明日から3月です。
















2016年2月27日土曜日

Lower Oldham Trailを歩く








朝のうちは曇っていましたが、そのうち
空も晴れて来て、
今日はジムのクラスもないし、ということで
バファローパークから続くアリゾナトレール
の一部、Lower Oldham Trailを歩きに行きました。






お天気のいい土曜日とあって、
バファローパークには家族連れも多く、
若い男女のグループや
犬を連れたカップルなど、
人がいっぱい。








私たちはバファローパークの2マイルのトレール
ではなく、パークの入り口からまっすぐ
伸びる小道を通って、
Lower Oldham Trailへ。

やはりまだ途中雪も残って、
じゅくじゅくした部分もありましたが、
松の木だけですが、やっぱり木がある中を歩く
のは気持ちがいいです。

今日はリスではなく、スカンクを見ました。







看板にあるRocky RidgeもSchultz Creekも
ジムのハイキングで行きました。

このあたりのトレールは全部つながっていて、
1度1日かけて辿れるトレールを
歩いてみたいですが、
車を停めたところまで(来た道を)戻る
ことを考えたら、どの地点で戻るかが
重要になってきますよね。



Map showing current Arizona Trail




アリゾナトレールはアリゾナ州を
縦断するトレール。

これがフラッグスタッフのトレールの一部分
と重なっているのです。














1時間半にちょっと足りませんでした。

歩いた距離は5キロちょっと。


今日は歩きましたが、
それでも汗をかきました。

足腰を使って、岩だらけのトレールを歩く。

いい運動になりました。




2016年2月26日金曜日

自由とわがまま、表現するという地平で



アップルとアメリカ政府の、アイフォーンのロック解除をめぐる攻防が続いています。

911以降、アメリカ政府は一般人の電話だって盗聴していると聞いたことがあります。
我々のプライヴァシーは今でさえザザ漏れです。

どうして買ったこともないブランドからカタログが届くのか。
1度インターネットでオバマケアの健康保険について問い合わせたら、その後長い間、どことも知れない保険会社からの電話攻勢。

私たちのプライヴァシー情報なんてザザ漏れなのですよね。

私はアイフォーンも他のスマートフォーンも持ってはいませんが、唯一持つiPodに入っている情報も最低限にとどめるようにしています。


それにしても今の時代ってヘンですよね。


今度は逆に、スマートフォンやインターネットに、わざわざプライヴェートなことを載せる人もいます。

ブログでも言えますが、何をアップするかは個人の自由とは言え、一応広く世間に(あるいは世界に)発信することになるのですから、そこはやはり最低限の(暗黙の)ルールはあってしかるべきではないかと私は思います。

が、これも「表現の自由」とのせめぎ合い?


ヴァイオリニストの女性がコラムに載せた写真のことで、インターネットで炎上したというニュース?を知って、家庭でどんなしつけをするかは基本的に、常識的に、親の権限であるかとは思いますが、子供がルールを守らなかったと、バキバキに叩き割った子供のゲーム(器?)の写真をわざわざ載せる必要があったのでしょうか。

そんな写真を見て、きっと誰もいい気分にはならないのではないでしょうか。


星の数ほどあると言われるブログですが、自分も含めて、プロの書き手でも何でもない一般人が、自分の日常や意見や体験をある時は写真付きで世間に(世界に)発信出来る媒体です。

他人の目にふれる、あるいはふれさせたいということで発信するブログですが、少なくても私はあまり見たくないという類のものも時としてあります。
(自分のものがそうではないことを願っていますが)

もちろん各々のブログを書く、発信する目的も違うでしょう。
例えば自分と同じ病いに悩む人たちに向けて発信するブログなら、内容は重いものになるでしょう。それは仕方のないことです。家族の悩みをせつせつと綴る人もいるでしょう。
そういうブログはもちろん、それでいいと私は思います。

ただ他人を中傷したりグチばかりを並べたり、何かについて不満ばかりを書き連ねたり、これをやっちゃいけないでしょうということまで載せたりしているものは私はパスでしょうか。


そしてスマートフォーンの出現で、どこでも何でも写真を撮れて、それを世界中にばらまけるという怖さ。
犯罪にもつながり、プライヴァシーも何もあったものではありません。


便利で手放せないとおそらく10人のうち9人が言うであろうスマホだと思いますが、便利さとその影に潜む怖さを常に念頭においておかないと、と私などは思ってしまいます。


スマホを手にしたことで、人類は果たして幸せになったのか。

いまだ私にはわかりません。














今度はVEGAのプリワークアウト用を








ナチュラルグローサーズで先日
買って飲み始めたVEGAの、ワークアウト後に
飲むサプルメントが効いているような。


今日はまた買い物があり行ったら、
ワークアウト前に摂るサプルメントが
20%オフになっています。


やはりナチュラルグローサーズで買った
BCAAがまだたくさん残っているのですが、
やっぱり「プラントベース」の方が体
にもいいだろうし、原料がケミカル
ではないので気持ちがいいし、
買おうかなと迷っていたら、

ちょうどアラスカに戻ったけれど、うまく
行かずにまたフラッグスタッフに舞い戻った
シャロンが来たので、もう1つのはこの間
50%オフになってたので
買って飲んでるのだけど、いいみたいだから
これも買おうかしらと話したら、
彼女、賞味期限を見て、
3月になったら50%オフになるけど、
今日は何日だった?

ちょっと待って、と
値段をハーフオフにしてくれました。

彼女はherbやサプルメントや
ホミオパシーに詳しくて、ヴィタミンなども
絶対的にプラントベース派です。

容器の裏の説明によると1ヶ月分なのですが、
それで値段が$42.45。

この町ではこの値段ではなかなか
売れないでしょう。










この前、ジムで右側のをジョナサンに見せたら、
いいんじゃない?プラントベースだから
even betterと言っていたので、
やっぱりこのブランド、ちょっと注目です。

アメリカのサプルメント業界では
徐々にですが、原料がケミカルではない、
植物ベースのものが増えて来ています。

原材料が全てオーガニックのマルチヴィタミン
なども出てきています。

私がエクストラで摂っている
ヴィタミンB12とD3は、
My Kind Organicsというブランドで、
両方ともスプレー式。

摂取しやすいのと吸収の速さで
これはとても気に入っています。

効果のほどは同じかも知れませんが、
体に入れるにあたって、
野菜や果物や木の実や根っこや葉っぱ
から作られたものだというだけで何だか
気持ちがいいし、<効きそう(笑)>
って思ってしまいます。


✨✨✨


そんなことを書いていますが、実は今日は
ジョウのH.I.I.T.のクラスをパスしました‥‥。

カラダ、メインテナンス中‥‥。



「逃(二)げる」2月もあと3日です。







再び毎日新聞の記事より、辺見庸さんの思いと的確な分析に深くうなづく



再び毎日新聞の記事から。



美談で隠す「戦争」体験 従順、調和重視…国民性利用する政府

 東京郊外にある料理店で待っていると、窓越しに作家、辺見庸さん(71)の姿が見えた。前回の取材から3年。脳出血によるまひで、右手をみぞおちのあたりに持ち上げたままの姿勢は変わっていないが、足元を見ながら歩くリズムは幾分遅くなったようだ。
     辺見さんとのやり取りは常に刺激に満ちている。だから、席に着くなり「震災から間もなく5年になりますが、それに絡めたお話を」とお願いした。
     辺見さんも余計な前置きはしない。「僕がずっと読み込んできた戦争の話と震災を短絡させるのは何なんだけど」と、すぐに語り始めた。
    「3・11を単なる自然災害と決めつけてしまうのはいけないんじゃないかな。東日本大震災は戦争経験に近いものだと思う。それまで、戦後の日常で露出してこなかったもの、むき出しになってはいけないものが、はしなくも出てきてしまった瞬間というのか。例えば、カメラマンがどう隠そうにも、フレームのはしばしに出てしまう死体の映像がそうだよね」
     5年前。大津波に襲われた直後の東北沿岸部は爆撃を受けたような状態だった。辺見さんは続ける。「米軍の支援活動や、アメリカの駐日大使や天皇が被災者を慰問している映像を見ていると、震災は戦時的なイメージととらえたほうが分かりやすい。まさに戦争状況なんです」
     辺見さんが生まれ育った宮城・石巻の町の風景も大津波が奪った。メディアは定点観測で時の流れを表そうとするが、辺見さんは上辺だけの表現を嫌う。「テレビのクルーも独創的な特集を作ろうなんて発想ないよ。何周年って言っては被災地に入って、定食屋の弁当みたいに同じ物を作っている」。そんな考えもあり、震災を軽々しく語ってこなかった。
    東京電力福島第1原発事故についても、こう見ている。
     「チャイナシンドローム(炉心溶融)、いや、核爆発のイメージだね。まさに戦時だと思うけど、政府はこうした空気をうまく利用している。安倍晋三政権が憲法9条の改正よりも先に、憲法に緊急事態条項が必要だと言い出したのは、“例外状態”を作り基本的人権を制限したいから。まさに3・11と今後起きるだろう巨大地震を、単なる災害ではなく戦争と同等にとらえ、言論統制を恒常化しようとしている。一方、民衆は強い指導者を求めようとする。現政権は大衆の移り気と大勢順応的メディアの習性を熟知している。戦後民主主義のメッキが剥がれて、またぞろ全体主義的な実相がむき出しになってきている。北朝鮮がもし日本にミサイルでもぶっ飛ばせば、愛国心が一気に強まり、日本の政治状況は今よりもっと翼賛化するでしょう」。政府は震災をテコに、あるいは利用して、この国を変えようとしていると言うのだろうか。
     話が一段落したころ、辺見さんはさりげない感じで切り出した。「僕もあと1、2年の命だと思うから……」
     2004年に脳出血で倒れ、05年には大腸がんが見つかり、外科手術や放射線治療を受けてきた。「これが最後だ」という思いから出た言葉なのか。病と闘いながら00年代から「ファシズム」という言葉を鍵に、日本の状況をあぶり出してきた。今月19日に亡くなったイタリアの作家、ウンベルト・エーコ氏らを引用しながら説く現代のファシズムを次のように短く要約してみた。
     第二次大戦で独伊の独裁者が突き動かした全体主義のようなあからさまな抑圧ではない。責任を負う中枢も本質もはっきりせず、市民一人一人の内面に癖(へき)や処世という形ではびこる。メディアの自粛や、権威や他者を異常に気にするそんたく、奇妙なムードづくりがその典型−−。
    辺見さんは震災後の日本にそれを感じている。 
    「みんなで『花は咲く』を歌って、なんとなくまとまる気持ち悪さ。この前、日本人をたたえるNHKの番組を見ていたら、『ニッポンすごい』もここまで来たかという感があったね。援助物資を受け取る時に列を乱さない日本人は美しいと言うけれど、僕は薄気味悪い。どうしてもっと言挙げしたり、怒ったり、嘆き悲しんだりしないのかって。遺体から指輪を持ち去った話なんてのは隠されて、美談ばかり並べて。日本人には大きな出来事の背景に聖なるものを感じてしまう癖があるんじゃないか。冗談を言ったり、場違いなことをしたりしてはいけない雰囲気がすごく嫌だね」
     「サムライ」や「なでしこ」といったイメージをかぶせ、正直で勤勉で調和を重んじる「美しい日本」を自らうたう社会。日本人の持ち味と言われる従順、恥の感覚をことさら強調するムードが、辺見さんは嫌いなのだ。
    「原発事故の責任をあやふやにしたまま、『花は咲く』で覆い隠すかのように原発も武器も輸出する。3・11の時に予感した以上のことが5年後にはっきり起きている。予感以上の進行速度で」。原子力行政の責任や罪が問われないまま、原発を再稼働させて先に進もうとする政治、社会を批判する。

    「忘れたふりにたけている」

     「ヘイトスピーチなど排外的なムードもここ5年で急速に目立ち始めた。排外姿勢や原発輸出は安倍内閣だけでなく世論が許している。あえて短絡的に言えば、戦争を起こすのはたやすいと思う。戦争とは呼ばなくても、局地戦は簡単に起きるなあ、と」
     辺見さんは新刊「1★9★3★7」で、日本軍が南京大虐殺を起こした年に焦点を当て、日本人の内面に共存する「獣性と慈愛」を探ろうとした。「1937年7月、日本が中国侵略を本格化したあの時、誰も戦争だなんて思わず、国民はのんきに暮らしていた。震災5年の状況もどうしてもそこに重なってしまう」
     執筆には個人的な動機もあった。中国に出征し、戦後、母に言わせれば「お化け」のように人が変わった父の内面にわけ入り、自分をも含めた日本人を考えたかった。
     父は、訪ねてきたかつての上官に真剣な表情で敬礼してみせた。子供の空気銃でスズメを1発で撃ち落とした時の恐ろしい目。暇があればパチンコ台に向かい、抜け殻のようになっていた姿……。
     中国人を殺したのか。それを聞き出せないまま父は逝ったが、「長く、父親がしたことを自分の問題として考える意欲に欠けていた」。その思いが震災後に湧いてきた。
     「僕は中国で長年特派員をしていましたが、自分は父親とは何も関係なく、何も受け継がず、忘却する権利があると思っていた。ところが先が長くないと思い始め、今の世の中の状況を目にすると、やけに気になる。自分で『自らの記憶に決着をつけたい』という思いで、取りつかれたように本を書き始めたら、基本的な事実を知らないだけでなく、知ろうともしていなかった自分に、びっくりしたんです」
     <おずおずと父のいた過去を覗(のぞ)く。すると、かれの記憶の川が、知らず知らずに、まだ生きてある私の記憶の伏流にながれこんでくる気がしてくる>(「1★9★3★7」)
     多くの文献、資料に当たるうち、元兵士の証言から浮かぶ情景が辺見さんの頭から離れなくなる。「原野で兵士2人が、別々に中国人女性を犯しながら互いに手を振り合う。その様子を見ながら行軍している兵隊たちが小銃を振り上げ『がんばれ!』と言ってげらげら笑っている。でも、彼らに犯罪意識はなかった」。天皇制軍国主義がもたらした、すさまじい負のイメージを感じる。
     戦後の日本人は忘れっぽいとよく聞くが、辺見さんの見方は違う。「忘れたふりをして昔を残しておく。そのそぶりに非常にたけている。過去の過ちも責任もあいまいにして、忘れたふりをするには、鉛のような無神経さが必要。それが日本人の意識の底にずっとあると思う」
     震災で現れた「むき出しの日本」。原発事故で今も約10万人の避難者がいるのに、責任があいまいな状況を許すこの国の姿と、日中戦争での皇軍の姿が辺見さんの中でつながる。戦争被害者が被災者に重なるということではない。自らの行いを深く自問せず、さしたる葛藤もなくやり過ごすところが、今の日本人につながる、と。
     時空を超え、連綿と続く自分たち自身の危うさを知れ。辺見さんの語りには、そんな提言が込められているように思える。【藤原章生】



    辺見庸さんの「もの食う人々」をもう1度
    読みたくなりました。

    家にあったかなあ。

    朝の虹




    朝日が窓から射し込み始めると
    この光のマジックを毎朝楽しんでいます。

    単純なことですが、いい歳をして
    こんなことで遊べています。

















    マジックはここからです。

    27年前から持っているクリスタル。

    元はサンタフェで買った古いトヨタの車
    のリアミラーにつけてあったもの。


    くるくる回すと部屋のあちこちに
    小さな虹が動き回ります。

    クリスタルってやっぱり不思議です。


    2016年2月24日水曜日

    今日はパーソナルトレーニングでした



    今日のジムでジョナサンのサーキット
    トレーニングに来ていたのは私一人。

    まさにパーソナルトレーニングです。

    3種類のサーキットを
    今日は1つ1つがきつかったので
    2セットずつ行いました。

    写真はそのうちのいくつかのエクササイズ。









    横向きになり、片方の手で支え、
    伸ばした両足を曲げながら、
    ひじをひざにつけます。







    脇腹のここを鍛えるんだ、と
    説明するジョナサン。

    そうです、脇腹ってすぐにお肉がつくけど、
    なかなか落としにくい部分です。








    これも腹筋を鍛えるエクササイズ。

    片方の足を曲げて、
    手に持ったダンベルをもう片方の足の先
    にくっつける。









    ジョナサンがしていたら軽々と見えるのですが、
    どの運動も実際に行うときついんです。









    TRXのストラップを使った肩のエクササイズ。

    体の傾斜が大きいほどきついです。

    まずはストラップをおでこのあたりまで
    持って来て、
    これが1つのエクササイズ。







    それを今度は横に広げて、







    ここまで伸ばして、2つ目のエクササイズ。

    両腕をそろえて
    まっすぐになるまで元に戻す。

    肩を鍛える2つの動きを1回で行います。












    これは同じくTRXでの肩甲骨を鍛える
    エクササイズです。

    ストラップをぐっと、耳の横までもって
    来る時に、肩甲骨の真ん中がくっつくように。

    肩甲骨を動かす運動は手術後のリハビリで
    よくやりました。













    これは体幹。

    起き上がって、いったんボールを
    ひざの間まで持って来て、






    それを上に持ち上げるところまでで1回。



    ジョナサンのやり方はゆっくり、
    軽めのウェイトでも正しいフォームで行う、
    が基本。これが効いて、少しずつでも
    進歩をとげているのがうれしいです。










    ホールフーズに入ってた!










    今日の買い物の予定は、
    Pizzeleを探してまず、遠い方のマーシャルズへ、
    そして帰りにホールフーズ。

    という道順でしたが、ホールフーズに行って
    チーズを買った、そのそばの売り場をみたら、

    何だ!

    いっぱい入ってる!








    私が欲しかったヴァニラ味!

    次はもうホールフーズで買いましょ。









    美味しすぎて冷蔵庫にあれば買ってしまいます。

    スモウマンダリンのコールドプレスジュース。

    英語ではCold Pressed Juice。

    プロデュース(青果)のボス、ラリー
    がいたので、スモウマンダリンはいつまで
    入荷するのかたずねたら、
    もうそろそろおしまいだと。

    それは大変(笑)。

    時期が終わってしまう前にこのジュースを
    何本か買って、
    小分けにして冷凍しないと。

    聞いて良かった。







    お話は変わりますが、ミルクやジュースや
    チーズの他に今日ホールフーズで買ったものは、
    Smoothie用のバナナとターメリック、
    そしてジンジャーティー用のショウガ。

    こういうふうに欲しいだけ、
    必要な量だけ買えるのって助かります。

    ジャガイモ1個とか、
    玉ねぎ1個とかみたいにね。


    ホールフーズの青果担当の男性は
    みんな顔見知りなので、
    最近は、キャベツや白菜やかぼちゃは、
    半分に切ってもらって買ったりしています。

    だめにしたらもったいないですもの。


    年齢とともにだんだん食べる量も減って来て
    1度に大量には使わなくなって来ましたからね。



    そんなわけで今日も美味しすぎる
    スモウマンダリンジュースをごくごくと
    いただいております。

    ハーフガロン(約1.9L)で17ドルは
    コールドプレスジュースにしては全然
    悪くない値段。

    これだけあればけっこうもちますしね。


    それにしても今年の冬の柑橘類は
    スモウマンダリンだけで十分でした。













    久しぶりにマーシャルズで









    何だかこれ⬆️がね、
    最近すごく食べたくなって、
    でもホールフーズにはレモンフレイヴァー
    かチョコレート味しか置いてなくて、
    それでワールドマーケットに買いに行こう
    と町外れのモールのそのまた先の別のモール
    に車を走らせました。

    ワールドマーケットに来たら
    同じ敷地内の手前にあるマーシャルズも
    やっぱり寄りますよね(たぶん)。

    すると最初に寄ったマーシャルズにありました。

    私が欲しかったヴァニラ味が。

    食品やキッチン用品の売り場では
    店員さんたちがものの入れ替え?
    をしていて、商品に次々とセールの赤札
    を貼っています。

    それにつられて(笑)、
    私もあれこれ見始めたら、止まらない。

    ここがこういうディスカウント店の
    落とし穴。


     





    何だかんだと買い込んじゃいました‥‥。

    ココナッツウォーターは毎日の
    Smoothieに使うので、ホールフーズのよりは
    少しお値段が安かったので何本か、
    VOSSのスパークリングウォーターも何本か。

    VOSSはスパークリングウォーターの
    キャップとボトルのロゴの色を
    チャーコールグレーに変えましたね。

    以前はキャップはミネラルウォーター

    もスパークリングウォーターも両方とも
    薄いグレーで、
    よく見ないとまぎらわしかったのです。









    そして遅ればせながら、
    お水用のステンレスのボトルも。









    キャップにはめこまれた細い飲み口
    を立てたらそのまま飲めるタイプ
    のものが主流ではあり、

    確かに便利そうではあるのですが、
    飲み口にはボトルの中でストローがついていて、
    何だか洗うのがめんどうそう。


    同じ理由でハイキングやトレールランニング用
    のハイドレーションも持っていません。

    ということでただのシンプルな

    ステンレスのボトルにしました。

    この他にもメジャーカップやクリップ、
    ゴティバのビスケットなど
    ごちゃごちゃと買ってしまいました。


    でもおかげで(?)ワールドマーケット
    には寄らずに済みました。

    もう最近は近くでも、すぐそばでも
    よほど時間がない限りは、
    お店を2軒回る気力がなくなりました。

    だからだらだら見て回ることがなくなり、
    余計なものを買うことが減りました。

    欲しいものも必要なものもないのに
    出かけてはお店をぶらぶら見て回ることは
    かなり減りました。

    いい傾向です(笑)。












    2016年2月23日火曜日

    ロールキャベツもポークとヴィールで








    実はこれ(⬆️)は昨日のランチ
    なのですが、
    ロールキャベツをすごく久しぶりに
    作りました。

    形が悪いのでロールキャベツ
    に見えない(苦笑)?

    ランチはこれにグリーンサラダをつけましたが、
    野菜をもっと補おうと、
    冷凍のブロッコリとカリフラワーを
    一緒に煮込みました。


    ポークと仔牛肉(ヴィール)のミートボールを
    仕込んだ時に、
    ハンバーグ用にと冷凍にしておいたものを
    解凍して丸めなおして、
    ちょうど丸のまま買ったキャベツが
    新しかったので、
    ロールキャベツを作ったわけです。


    私はロールキャベツにはトマト味が好き
    なのですが、昨日はあえて
    ホワイトソースを作って、
    クリーミーに仕上げました。

    ポークとヴィールの相性が抜群で、
    ミートボール、ハンバーグ、
    ミートローフと、何でもに使えます。
    ビーフ独特の肉臭さがなくて、
    さっぱり味なので、
    ホワイトソースに合います。


    そういえば長いことビーフを口にして
    いません‥‥。





    2016年2月22日月曜日

    バファローパークからLower Oldham Trailを3マイルだけ









    昨夜のうちに今日のランチの用意
    を済ませていたので、
    今日は少し走ろうと、
    10時半過ぎにはバファローパークに
    車を停めました。

    外は風が強く、走るのにはあまりいい日
    ではありませんでしたが、
    6日のセドナマラソンでコンクリートの上を
    10キロ走ったのに懲りて(苦笑)、
    やっぱり走るならトレールだと、
    バファローパークの中の2マイルの
    平坦なトレールではなく、
    ちょうどそのトレールを半分に分けて走る
    まっすぐな道から
    Lower Oldham Trail の山道に入りました。

    始まりの下りは、まだ雪が残っていたり、
    土が乾ききっていなくて
    靴が泥だらけになりそうなところもあり、
    それをよけながらなので
    あまり走れません。

    そのままそのトレールを行くのはやめて
    途中から少し下草の中を下りたところに見えた
    トレールを進みました。

    こちらは道幅も少し広めで、
    乾いた部分が多かった。

    GPSが1.5マイルを表示した時点でまた来た
    道を戻りましたが、行きの途中ですれ違って
    帰りでも出会った女性。

    顔は汗まみれ、上半身はブラトップ、
    犬を2匹つながないで一緒に連れて走っていました。
    (このワンちゃんたちはおりこうさんで
    私には見向きもせずに走り去ってくれました)

    毎日走っているのかしら。

    すごいなあ。

    と感心しつつ、最後の40度くらいの
    傾斜の長い岩だらけの上り。

    iPodのイヤホンから流れ始めたのは
    中島みゆきの「地上の星」。

    これは頑張らにゃ(笑)。

    この曲がかかるとパヴロフの犬状態
    になるんですよね。









    走ったり、岩から岩を飛び越えたり、
    もちろん歩いたりで3マイル、
    1時間トレールにいました。


    写真はバファローパークの入り口の
    松の木の間から垣間見える
    サンフランシスコピークス。








    セドナマラソンの時にも活躍した
    このパタゴニアのジャケット。

    今日も風が強かったので着ていて
    助かりました。

    私はセールで買いましたが、
    (もちろんハイテクを屈指したマテリアル
    ではあるのでしょうが)生地がぺらぺら
    なわりにけっこうなお値段。

    パタゴニアのウェブサイトで紹介されていて
    トレールを走るランナーがこれを着て、
    その優れた点をナレーションで流すのですが
    欲しいけど定価で買うにはちょっと。

    と思っていたら昨年(確か)夏の
    マウンテンスポーツのセールで出ていて
    購入しました。

    下は薄い長袖のキャプリーン1枚でしたが、
    風で手はかじかみましたが、
    体は寒さを感じませんでした。

    やっぱり優れものです。


    トレールが完全に乾ききるまで
    もう少し日にちがかかりそうです。




    2016年2月21日日曜日

    ダウンタウンでのひと時、エドさんの話、ユーゴスラヴィア、チトー









    朝は−2℃でしたが、その後は
    ぐんぐん気温も上昇した今日、
    私は家人を仕事場に落としてすぐに
    ダウンタウンへ。

    先週ではなく、その前の30%オフセール
    で買っていたシャツを別のものと交換しに
    マウンテンスポーツへ。

    これを買った時にオーナーのリサに確認した時、
    (一応セールの商品は最終セールでリターン
    は出来ないのが建前なのです)
    交換とかストアクレジットならいいよ
    と言ってくれていたので、
    ちょうどお店に出ていたウィリアムに話したら
    OKということで、
    もう小さなサイズのものはほとんどなかった
    のですが、このダウンスウェターシリーズ
    のダウンヴェストがあったので交換
    してもらいました。

    パタゴニアのダウンヴェストは持って
    いるのですが、こちらは全くの冬用。

    しっかりダウンの入った厚手なので、
    このタイプの薄手のものがあってもいいかなと。

    定価は$179のものなので、
    この半額とは言え、返した
    シャツの倍以上のお金を払わなくては
    いけなかったのですが、
    買ったけどたんすのこやしで着ない

    ままおいておくものよりは、
    今まだもう少しは活躍してくれそうな
    このヴェストを
    買っておいた方がいいかなと。

    気の知れたウィリアムがいてくれて
    助かりました。


    ダウンタウンに車を停めたので
    マウンテンスポーツの何軒か隣りの
    プチテカに寄りました。

    マウンテンスポーツへ行くのに前を
    通ったら、OPENのサイン。

    確か冬場は日曜、月曜はお休みしていたはず。

    エドさんが、オーナーのスティーヴから
    の電話でお店を開けてほしいと言うからさ。








    いつも穏やかなエドさん。


    何の話からか、エドさんがアイリッシュ
    だということをお聞きしました。

    あ、お母さんはユーゴスラヴィア人だから
    ハーフアイリッシュかな。

    へ〜ぇじゃあお母さんがいたユーゴスラヴィア
    はチトー(大統領)の時代だね、と私。

    チトーと自分で言って、かつて
    ロサンジェルスで見た
    エミール・クストリッツァの映画
    「アンダーグラウンド」を思い出しました。


    エドさんが(ハーフとは言え)アイリッシュ
    だということ、お母さんがユーゴスラヴィア人
    だということも初めて知りました。

    そのせいかどうかはわかりませんが、
    エドさんの奥さんはメキシカン。

    彼の様々な人種に対するリベラルな接し方は
    そんなご自分の血から来ているのかしら。









    そこへ登場したのがクリスさん。

    プチテカでよく見るお顔ですが今日、初めて
    お名前を教えてもらいました。

    年季のはいったM1ジャケット。

    私も黒いの持ってるよ〜、でもこっちの
    方がカッコいいなあ。

    私がそんなことをクリスさんに話すと、
    エドさんが負けじと(笑)着ていたヴェスト
    のファスナーを開けて見せてくれたのは
    スウェットシャツの左胸の
    マリーン(海兵隊)のロゴ。

    父がマリーンだったんだとエドさん。


    アメリカ生まれのフルブラッドアイリッシュ
    のお父さんは生え抜きのマリーン(海兵隊)
    だったらしい。

    30年いたんだよ。

    元々ミリタリーファミリーだったのですね。




    海兵隊だったクリスさん、
    エドさんを指して
    彼はアーミーなんだよ、と何だか二人で
    アメリカのミリタリーの所属に関しての
    冗談まじりのけなし合い?

    こういう会話って部外者がきいていたら
    けっこう面白いです。

    このクリスさんはスコットランド人で、
    イギリス軍として北アイルランド軍のIRA
    とも戦ったのだと。

    こんな会話をしていたら、大学の授業で
    (退屈しながら、苦笑)習った
    アイルランドのゲール語のことや
    ケルト、イェーツのことを思い出しました。

    私がベオウルフも習ったのよねぇ
    なんて話したら、クリスさんは知らず、
    エドさんがクリスさんにベオウルフのことを
    簡単に説明。

    この時代のアメリカ人は、って特にエドさんが
    そうなのかも知れませんが
    インテリですよね。

    「まっとうな」アメリカ人、
    まっとうな大人という感じがします。

    先ごろ、日本をアメリカの第51州に
    と発言した国会議員がいてね、
    という話題をエドさんに振って、
    これってどう思う?

    エドさんはとんでもない、
    あのすばらしい文化と人々がアメリカの
    統治下になるなんて、だめだめ。

    でもね、日本人もかなり「アメリカナイズ」
    して来てるからね、<悪い>方向で。

    アメリカにはいっぱいいいところがまだ
    あると思うのだけど、日本は、
    アメリカの悪い面にばかり染まるのよ、
    と私は持論を展開(笑)。

    もう今はろくな政治家いないしね、
    と私が言ったとたん、
    ここ(この国)もおんなじだよ、とエドさん。


    こんな(各州でのそれぞれの党の指名候補
    を選ぶという全米がざわざわした)時期、
    少なくてもエドさんはそう感じている
    のですね。









    パッチ好きの私の目に留まった、
    クリスさんのM−1ジャケットの右上腕のパッチ。

    パラシュート部隊協会のもの。










    私が日本人だと知って見せてくれた
    クリスさんのつけていた腕時計。

    70年代に作られたセイコーの自動巻
    なんですって。







    裏側はこんな感じ。

    クールだろう?とクリスさん。

    彼も中古を買ったのだと。








    するとこれまた負けじと(笑)エドさん。

    僕のも日本製だよ。

    エドさんのは古くはないシチズンのもの。


    (クリスさんの時計よりは)文字は見やすいよね。


    何だかおかしくてうれしい。


    日本製の時計を自慢げに見せてくれる
    ミリタリーあがりのおじさまたち。


    アメリカ人の元ミリタリーのおじさま二人に
    ヘンな日本人女子一人。

    でもおじさまたちとの会話は私が切り上げる
    まで止まりそうもありませんでした。


    とっても興味深いお話。
    教養あふれる会話。


    日曜日のプチテカでのひとときでした。